レースアップシューズを持っているのであれば、靴紐にも注意を向けるのが洒落者のこだわり。しかし、実際は紐の形状や色など気にしていないだろう。
レースアップシューズをよく見ると、平紐か丸紐の靴紐で結ばれていることがわかる。2種類の紐の形状は諸説あるものの、ドレスコードから考察すると、平紐が丸紐よりドレッシーなものとされている。
よりドレッシーな紐、個性を打ち出す紐
思い浮かべてほしいのは、フォーマルなシーンで履く、パテントレザーの紐靴。多くはシルク素材のリボンのような平らな紐だ。ヒラヒラとした形状が優雅であり、ドレッシーといえるのだろう。
ただ、丸紐にドレス感がない、とは言い切れない。いくつものラグジュアリーブランドのドレスシューズは、丸紐を採用。つまり、靴紐を見分けられる視点こそが、紳士のこだわり、装いに対する意識が高い、ということだ。
シューレースでそれを実現してみよう。レースアップシューズは、黒革なら黒の紐、茶色の革なら茶色の紐が基本だが、色味を差した靴紐に替えると、かなり印象の違う一足となる。シューレースひとつのこだわりで、個性的でダンディな足元が完成する。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 小池紀行(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 矢部克已(UFFIZI MEDIA)