ニットのシーズン真っ只中ですが、今フレッシュに映るのはなんといってもオーバーサイズなシルエットのもの。パートナーと共有できるようなジェンダーレスなフォルムや、誇張された大きな袖など、装いの主役となるデザインが多数登場しています。

そんなニットを纏うときに気になるのは、ほっこり感のある素材なだけに着膨れして見えないか…。

そこで、今どきなゆったりサイズ感のニットで、すっきり洗練されたコーディネートを完成していた、おしゃれ賢者3人の着こなしをチェックしていきましょう。

■1:エヴァ・スタウディンガーは…クロスボディバッグで視線を上に集中させてスタイルアップ

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レースアップブーツで足元にボリュームを持たせるのもバランスよく見せるコツ

ドイツ出身のモデル、エヴァ・スタウディンガーをハンブルグのストリートでキャッチ。シックなトーンでまとめながらも、足元やバッグといったディテールに遊びが光る着こなしです。

ドロップショルダーで、袖も丈もかなり長めのゆったりとしたベージュのニットに、ダークブラウンのパンツを合わせてシャープなコントラストを効かせて。さらにクロスボディバッグでアクセントをつけ、ポイントを高い位置に作ったことで、視線を上に誘導し、上半身が間延びしない好バランスを叶えています。

■2:イザベル・ハートマンは…ウエストにタックインで脚長効果を実現

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ブーツ、バッグ、サングラスはブラックを選んでキリッと切れ味よく。

2022年1月14日に同じくハンブルグで撮影された、モデルでインフルエンサーのイザベル・ハートマン。ベージュのオーバーサイズニットにレザーパンツを合わせたスタイリッシュな着こなしで登場しました。

ニットはワンピースとしても着用できるほどの、ロング丈。裾のセンターだけをウエストにタックインすることで、腰回りをカバーしつつ、脚を長くみせることに成功しています。

トップスの裾をウエストにインする着こなしは継続して人気のスタイリングですが、全部入れてしまうとヒップのシルエットがそのまま出てしまい、抵抗感のある人もいるかもしれません。中央の裾だけ入れるこの方法なら気になる部分のカバー&脚長効果が両方叶うので、おすすめです。

■3:アンナ・シュールレは…ニットをメインにミニマル配色で引き締めて

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トレンド感のあるローファー&ミニバッグで程よいモード感を漂わせて。

モデルのアンナ・シュールレが2022年1月13日、ベルリンに登場。パワーショルダーのような特徴あるフォルム&手の甲を覆う長さの袖丈が今っぽい、たっぷりシルエットのニットに、ブラックジーンズを合わせたコーディネートを披露していました。

ざっくりとした質感とコンシャスな袖が絶妙に融合したニットには、他のアイテムで余計なデザインを加えず、上半身を主役とした装いに仕上げるのが成功の秘密。ジーンズ、ローファー、バッグは潔くブラックで統一することで、すっきりとしたスタイリングを叶えています。また、ニットの裾は全体をタックインしていますが、ボトムは締め色のブラックなので腰回りが悪目立ちすることなく、脚長効果を堪能できます。


今年らしいゆったりとしたフォルムのニットを、バランスよく小粋に着こなした3人のスナップをご覧いただきました。合わせる小物や、タックイン、配色といったちょっとしたコツで、ぐっとあか抜けた印象になるのでぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田 朝子