年を追うごとに注目度が増しているタイロッケンコートだが、スプリングコートの代表的なモデル、トレンチコートの元となったモデルであるのは広く認知はされていないようだ。ミリタリーを出自とするコートだから、そのカラーリングは、ベージュやオリーブグリーンなどのアースカラーが中心であるが、それを「ポール・スチュアート」ではネイビーで展開。もともとネイビーは使い勝手の良いコートの代表的な存在であるが、タイロッケンコートのゆとりのあるシルエットと相まって、春の装いにふさわしく軽快な印象となる。本稿ではタイロッケンコートを使い、オンオフの着こなしを提案するのでご覧いただきたい。
オンオフの着こなしにおすすめな「ポール・スチュアート」のタイロッケンコート
スーツスタイルを程よく引き締め、軽快なスタイルを！
貫禄のあるネイビーのダブルブレストスーツに、ブルーのタブカラーシャツとプリントのタイを合わせたクラシックなスタイリングであるが、光沢感のあるネイビーコートを羽織って軽快な印象になる。やや浅めのカラーリングにより、自然とブルーグラデーションで装えるので、ネイビースーツとの相性は抜群だ。
カジュアルスタイルもコート１枚で違った印象に！
光沢感のあるタイロッケンコートは、ビジネスだけでなくカジュアルに着こなしてもおすすめだ。パープルのモックネックニットと同素材のカーディガンを合わせたアンサンブルスタイルが、コーディネートの洗練度を高める。また、襟元にスカーフを挿すことで、よりエレガントなカジュアルスタイルとなるのでおすすめだ。
以上、「ポール・スチュアート」のシグネチャーモデルである、クリフォードコート（タイロッケンコート）を使ったコーディネートを紹介した。いわゆる１枚袖仕様のラグランスリーブは、作りの良さを感じさせ、全体的にゆとりを持ったシルエットながらも、決してビッグシルエットにはならない絶妙なサイズ感だから、決してコーディネートの邪魔にはならない。
また、タイロッケンコートとしては珍しく、ネイビーの生地を採用し、ポリエステルにシルクを混紡することで、上品な光沢と撥水性を兼ね備えた、美しく実用的なコートを実現しているから、春のカジュアルスタイルはもちろんのこと、ビジネススタイルにも取り入れやすく、オンオフで違った洒落感を演出できるのでおすすめだ。ここで紹介したコーディネートを参考に、カジュアルやビジネスと春ならではの装いを楽しんでいただきたい。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- MEN'S Precious編集部
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- 島本一男（BAARL）
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- 土屋大樹
