スーツとも好相性！「ノースフェイスパープルレーベル」の春アウターは、ナチュラルな風合いと機能系素材のいいとこ取りな１枚だ！

60/40（ロクヨン）クロスと言えば、オーバー40にとっては「シエラデザイン」のマウンテンパーカーでお馴染みのコットン60%、ナイロン40%で織り上げた素材。機能性はというと、日進月歩で進化していく現代のアウトドアプロダクトから比べればいささか心許ないが、その風合いはいつ見ても抜群に雰囲気がある。そして本稿で紹介する「ザ・ノース・フェイスパープルレーベル」のマウンテンコートは、ブランド定番の65/35素材とGORE-TEX ファブリクスを組み合わせたまさにいいとこ取りの１枚といえよう。

「ザ・ノース・フェイスパープルレーベル」は、「ザ・ノース・フェイス」と「ナナミカ」がチームアップしたコラボレーションライン。アウトドアのフィールドで培った高い機能性はそのままに、デザインやサイズ感などをより時代に即した形にアップデートしたオリジナルウエアを展開している。

古き良きヘビーデューティーを今日的に解釈した「ザ・ノース・フェイスパープルレーベル」のマウンテンコート

コート￥49,500（ナナミカオンライン〈ザ・ノース・フェイスパープルレーベル〉）

「ザ・ノース・フェイスパープルレーベル」の定番素材・65/35ベイヘッドクロスを採用したマウンテンコート。水分を含むと生地密度が高まることで水分の侵入を防いでくれるコットンの性質と、ポリエステルが有する優れた速乾性を掛け合わせたもので、サラっとした軽い着心地と独特のハリ感を特徴に持つ。加えて、表地に撥水加工を施すことで、クラシックな佇まいに機能性をプラス。

また、裏地には「GORE-TEX INFINIUM WINDSTOPPER(R)」を配して、雨風の侵入を防ぐだけでなく、汗をかいた際に内側にこもる不快な蒸れを外部に放出してくれる。フロントに大きなフラップポケットを4つ配置したオーセンティックなマウンテンパーカーのデザインを踏襲しつつ、裾に向かって綺麗に広がるAラインシルエットのロング丈へとアップデート。

ゆったりとした身幅は、寒さが厳しい今時期にはインナーにニットやフリースを着込んでも窮屈さは皆無で、もう少し暖かくなれば、シャツやロングスリーブを合わせてスプリングコート的なスタイリングにもハマるので、長く着られるのも嬉しい。

見慣れたはずの定番アイテムも、少し手を加えることでぐっとモダナイズされる好例であり、ベースとなったマウンテンパーカーの普遍性も改めて気付かせてくれる。ギリギリまで無駄を削ぎ落としたテックウエアの格好良さも理解できるが、これくらい肩の力が抜けたアウトドアウエアが、今の気分には何だかしっくりと来る。

※掲載商品の価格は、税込みです。