「ブリオーニ」のスーツ「ヴィルジリオ」は、伝統的な職人技とクラシックなディテールを踏襲しつつも、現代の気分に合わせて、軽快かつリラックスした雰囲気を演出した注目のモデルだ。シャツにタイドアップといったドレッシーなスタイリングはもちろんのこと、カジュアルなスタイリングにも対応できる汎用性の高さも魅力だ。
クラシックでありつつも気負わず着られるブリオーニのスーツ「ヴィルジリオ」
ラペル幅が10cmと比較的大きいワイドラペルを採用している「ヴィルジリオ」。「ブリオーニ」の膨大なアーカイブの中ひとつ、ヴィンテージジャケットからインスパイアされたこのモデルは、見る者に男らしく精悍な印象を与えてくれる。そのラペルに対して、ウエストの絞りは軽くなっているため、男性的でありつつもリラックスしたムードを演出している。また、ショルダーは薄くパットが入っていて、やや構築的で非常に美しいラインを描いている。トラウザーズはクラシックなサイドアジャスター付きのベルトレス仕様となっていて、これらのディテールが他にはない絶妙なバランス感のスーツといえる。
そしてさらに特筆すべきはリネン60%、ウール37%、シルク3%の三者混を使用した生地だろう。カジュアルな印象が強いリネンであるが、ウールとシルク混紡により上品な光沢と柔らかな質感があるので、タイドアップすればドレッシーに、デニムシャツやカットソーと合わせればカジュアルなスタイリングにといった汎用性の高さを実現している。
タイドアップに!
ブルーのカラーリングのスーツは着こなすのが難しい印象があるかもしれないが、ネイビースーツと同じような考え方でコーディネートできるので、コツさえ知ってしまえば難しくはない。白のドレスシャツにネイビーのタイを合わせたシンプルなスタイリングであるが、明るいブルーのスーツが華やかなムードを演出してくれる。このスーツをドレッシーに着こなすのであれば、とことんシンプルにスタイリングするのがおすすめだ。
カジュアルに!
Tシャツの上にデニムシャツを重ね、アメリカンな要素を取り入れたスタイリングであるが、「ブリオーニ」のスーツと合わせるとイタリア的なエレガンスが薫り立ってくる。ブルーのグラデーションで装えるため、このスーツとデニムシャツの相性は抜群。このように気取らず軽快なスタイルでスーツを着こなせば、自然と足取りも軽くなるだろう。
以上、「ブリオーニ」のスーツ「ヴィルジリオ」を紹介した。高度なサルトリアを駆使した最高峰のスーツを、このように気負わずに着られる提案こそ、「ブリオーニ」の伝統と革新を表しているといえるだろう。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 土屋大樹