定番アウターといえるトレンチコートの着こなしが変わってきています。
トレンチそのものを、通常よりワンサイズ上を選ぶようになっているようです。
2021年~2022年のSNAPから、お手本にしたいコーディネートをピックアップしました。
■1:エリーゼ・ソーホーは…最愛ベージュ×ブラックが生み出すこなれた上品モード
〝HEY SOHO〟というネットショップを経営するエリーゼ・ソーホーは、ドイツ、ハンブルグで見かけられていました。
黒のフーディとおそろいのスカートを合わせて、トレンチコートをコーディネート。
トレンチコートは丈も長めで、サイズもゆったり着られるものをセレクトしていました。
首の後ろからフードをのぞかせると着こなしに立体感が出て、ベージュとブラックの配色も強調され、スタイリッシュさが光ります。
これまで正統派のベーシックに合わせがちなトレンチコートですが、インをカジュアルな装いにすると新鮮ムードに。
足元を流行のボリュームソールのサイドゴアブーツでまとめたところも、大正解です。
■2:カトリン・ボンマンは…かっこよさNO.1を狙うならチャコールグレーで切れよく
クリエイティブディレクターとして活躍するカトリン・ボンマンが、2022年2月頭にデュッセルドルフでキャッチされたばかりのSNAPです。
グレーのニットと黒パンツの上に、ウール素材のチャコールグレーのトレンチコートを合わせていました。
大抵、重たいイメージになってしまうオーバーサイズのトレンチコートですが、インの着こなしをシンプルなものにすることで、すっきり見えて軽快さを引き出すことができます。
また足元にはパンプスでなく、スニーカーを投入することでも、アクティブな雰囲気がアップします。
アウターには無難な黒を取り入れるより、おしゃれでこなれて見えるチャコールグレーがおすすめです。
■3:アレクサンドラ・ペレイラは…異素材ミックスで大人の余裕があふれる辛口ワントーンに
パリでSNAPされていたのは、スペイン出身の人気ブロガー、アレクサンドラ・ペレイラ。
タートルニット、ショートパンツ、その上から羽織ったトレンチコートと、全身をキャメルのワントーンでまとめていました。
取り入れているそれぞれのアイテムにニット、レザー調、布帛というように、素材をミックスさせているので、フラットに見えず同じ色味でも引き立って見えます。
特にハリのある素材のトレンチコートは、エポレットやベルト使いなど細かなディテールに富んでいて、ワントーンでも立体感が出てバランス良好に。
上品なキャメルでまとめているからこそ、女性らしさが際立ちます。
イヤーマフやロングブーツといった技ありの小物使いも、コーディネートの完成度を高めてくれて見逃せないポイントです。
オーバーサイズのトレンチコートを今っぽく着こなした3人にクローズアップしました。
丈が長くビッグサイズのものを着こなしていても、バランスよく見えるテクニックを駆使していました。
トレンチコートを新調するとき、参考にしてみてはいかがでしょうか?
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀