東京・日本橋に位置するラグジュアリーホテル「マンダリン オリエンタル 東京」。眼下に都会の素晴らしい眺望が広がる和モダンな5つ星ホテルは、世界的に定評のあるスパや、感動の美食体験、洗練されたおもてなしなどを堪能することができます。
現在、38Fのダイニング「オリエンタルラウンジ」にて、「アムールアフタヌーンティー」の提供が始まっています。2月からスタートし、バレンタインからホワイトデーまでの期間限定となっているこちらのアフタヌーンティー。この時期ならではの愛らしいビジュアルや、エグゼクティブ ペストリーシェフであるステファン・トランシェ氏の繊細な技術が光るメニューの数々をチェックしましょう。
ホワイトデーまでの期間限定!「マンダリン オリエンタル 東京」の華やかなアムールアフタヌーンティー実食レポート
平日はセイボリー5種、プティフール(スイーツ)6種とスコーン2種が用意される「アムールアフタヌーンティー」。週末のみ、セイボリー1種が追加される特別仕様となります。
平日に提供している通常仕様の「アムールアフタヌーンティー」をいただいてきましたので、実食レポートでその内容をお届けします。
プティフールはまさに“愛”を感じるかわいらしいメニューが6種
まずは、最上段のスイーツ3種からご紹介します。
「パッションフルーツとパイナップル バニラのシュー」は、中にバニラとマスカルポーネチーズのクリームが入った、ころんとしたシュークリームです。クリームにはパッションフルーツとパイナップルもイン。ココナッツをまとって、ちょこんとバラの花がのった姿が愛らしいですね。
「チョコレート・マルキーズ」は、チョコレートミキュイ(半生)に、パチパチキャンディーの入ったチョコレートクリームが絞られたミニケーキ。パチパチキャンディーの食感で遊び心を添えているのが憎い演出です。
「ピスタチオとカシスのマカロン」は、カシス風味のマカロンにアーモンドを使ったピスタチオクリームをはさんでいます。カシスの酸味とコク深いピスタチオが好相性。
こちらは中段のスイーツ3種。
「苺のタルトレット“キューピッド”」は、タルト生地の中にストロベリージャムが入っていて、その上にフレッシュないちごが飾り付けられています。絞ってあるクリームにはレモンゼストが入っているので、重たくなくさっぱりといただけました。羽根のようなホワイトチョコが“キューピッド”を表現しています。
グラスデザートの「レモンとバジルのパンナコッタ グレープフルーツのジュレ」は、その名の通りパンナコッタとグレープフルーツのジュレが層になっています。味のアクセントになっているのは。中央のバジル! スイーツに使用するイメージはあまりなかったですが、バジルとグレープフルーツのさわやかさがマッチしてとても清涼感のあるデザートに仕上がっています。
見た目もかわいらしく印象的なのが「ポム・ダムール」。りんごをかたどったスイーツですが、マンダリン オリエンタル 東京のブレンドティーのムースを軸に、クランベリーのグラサージュをまとっています。土台となっているのは、バニラ風味のショートブレッド。
ショートブレッドのサクサク感とムースのなめらかな舌触りの対比が楽しいスイーツです。断面を見るとわかるとおり、外だけでなく中もしっかりりんご色を再現しているのが、さすがの心遣いです。
セイボリーは旬の食材を使用した6種
セイボリーは5種。プティフールに対してセイボリーもしっかりとした量が用意されていて、満足感のある内容になっています。
まず目をひくのが、2名分が対になってハート形になっているサンドイッチ。シンプルなチェダーチーズとハムを使ったサンドイッチで、中に塗られているベシャメルソースがアクセント。定番のサンドイッチといった安心感のある味わいで、もっと食べたくなります。
「スモークサーモンのフリボテ」は、パルメザンチーズのクッキーの上にオリーブオイルを塗ったスモークサーモン、さらにサーモンとクリームチーズとレモンを使ったリエットをのせています。ひと口サイズの中にさまざまな食感があり、さらに食べたときにプチッとはじけるピンクペッパーがとてもいいアクセントに!
「ガーデンフラワーとミニケッパーのタルトレット」の中には、スクランブルエッグが入っています。その上にベビーリーフや菊の花、トマトのジュレをのせていて、春のお花畑のような華やかな一品となっています。スクランブルエッグとトマトのジュレの相性は言わずもがな、ケッパーの塩味もきいています。
インパクトのある見た目なのが、「ヨーグルトパールとフレッシュグリンピース」。オリーブオイルをひいたスプーンの上にのっている丸い球は、ヨーグルトを特殊な技法でパール状にかためたもの。ヨーグルトと聞いて想像する味とはちょっと違い、甘みはなく酸味とまろやかな塩味を感じます。ミントとグリンピースとひと口でいただけば、さわやかでクセになる、いくらでもいただけそうなお味でした。
最後に紹介するセイボリーは、「春野菜のヴェリーヌ ブロッコリークリーム」。ブロッコリーのピューレとカリフラワーのクリームが層になったなめらかで優しい味わい。マイクロトマトや季節のお野菜と共に召し上がれ。
週末のみ、この5品に「フォアグラのテリーヌ 黒トリュフのジュレとスパイス入りショートブレッド」が追加で提供されます。通常仕様でも十分お腹はいっぱいになる量ですが、セイボリーをたっぷり食べたい、という方は週末をめがけて予約するのがいいかもしれません。
こだわりのスコーン2種と約20種におよぶ多彩なドリンクメニューも楽しんで
スコーンはチーズとレモン風味の2種。ストロベリージャムとレモンカード、クロテッドクリームが添えられているので、好きなものを付けていただけます。
ハート形にかたどられたクロテッドクリームがかわいいですね。この形に仕上げられるクロテッドクリームは限られるそうで、わざわざそのために選び抜いたクロテッドクリームを使っているとのこと。細やかなこだわりが感じられます。
そしてアフタヌーンティーと言えば、もうひとつの主役がティーですよね。「オリエンタルラウンジ ティーセレクション」は、ホットやアイス、カフェインレス、そして和も洋も取り揃えた多彩なティーメニューが約20種ほど用意されています。もちろん、「マンダリン オリエンタル ブレンドコーヒー」などのコーヒーメニューもありますよ。
季節を問わず常時提供されている「マンダリン オリエンタル 東京 ブレンドティー」などのほか、ハーブティーやフルーツティーなど季節のドリンクも多々。季節によってフレーバーが変わる「ロイヤルミルクティー」(※現在はストロベリー ロイヤルミルクティー)も人気です。
また、メニューとして用意されているティーセレクションのほかに、希望者のみにサーブしていただけるのがこちらのフレッシュハーブティー。その季節によって変わるハーブを目の前に用意してくれて、このハーブを使ったハーブティーを飲みたいという方にだけハーブティーを淹れて持ってきてくれます。
「お客様との会話を大切にしたい」というおもてなしの心から、サービススタッフとお客様のやりとりが生まれるこういったサービスも、アフタヌーンティーの席では常に心がけているそうですよ。
その名の通り、「愛」をテーマにしたこの時期ならではのアフタヌーンティー。見た目も味わいも愛らしく繊細で奥深く、まさに「愛」を感じられるメニューばかりでした。ぜひ大切な人と一緒に、訪れてみてくださいね。
問い合わせ先
- マンダリン オリエンタル 東京
- 「アムールアフタヌーンティー」
- 期間/~2022年3月14日(月)
場所/38F「オリエンタルラウンジ」
TEL:0120-806-823(レストラン総合予約9:00~21:00) - 住所/東京都中央区日本橋室町2-1-1
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 小林麻美