「イデ・オム」は、日本のレッグウエアメーカー アイ・コーポレーションの紳士用靴下ブランド。1990年設立のアイ・コーポレーションだが、そのルーツを辿ると1902年に東京・早稲田の地で設立された西村商店という靴下メーカーに行き着く。つまり、120年に渡り代々受け継がれてきたものづくりの精神は、今なお「イデ・オム」のソックスにしっかりと息衝いているのだ。何より、専業ブランドとして培った技術と叡智は、一朝一夕では身に付かない伝統の堆積がある。
最高級のGIZA45で編み立てたしなやかで軽い履き心地
ブランドを象徴するマテリアル、GIZA45を採用したフットカバー。希少なエジプト綿を極限の細さに紡績し、シルクの光沢感と発色の美しさという見た目の良さだけではなく、しなやかなさと綿の強さも併せ持つ。
もともと、履く人の足型にぴったりとフィットさせたビスポーク用の革靴に履ける、あたりのないソックスを求める声を受けて開発されたとあって、生地厚はかなり薄手だ。それでも洗濯を繰り返してなお形の美しさをキープし、耐久性が損なわないのはGIZA45ならではといえよう。
また、つま先を締め付けるようなきつさがなくストレスフリーな履き心地だが、形状に工夫を凝らし、フットカバーの弱点である脱げやすさを解消。これさえあればせっかく良い靴を履いているのに、しょっちゅう靴下を直すようなスマートさに欠ける不恰好な姿ともおさらばできる。クロップド丈のパンツを履く機会が増える春以降は、一気に出番も増えるだけに今すぐにでも買い揃えておきたい。
※掲載商品の価格は、税込みです。
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- MEN'S Precious編集部
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- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- WRITING :
- 佐藤哲也