1970年代後期スタートの「トッズ」は、現在でもブランドを運営するイタリアのデッラ・ヴァッレ家が生業としていたシューズ製造がそのルーツ。「トッズ」ブランドとして発売したゴム製のペブルをソールにあしらったモカシンが、イタリア国内のみならずヨーロッパ全土で大ヒットし、一躍その名は知れ渡ることとなった。1990年代以降はバッグのラインをスタートし、日本でもショップをオープンさせるなど、その人気は世界中へと伝播していく。2019年には、グッチやミュウミュウなどで研鑽を積んだヴァルター・キアッポーニがクリエイティブ・ディレクターに就任。これまでの上質な素材使いと洗練されたデザインはそのままに、より多面的なクリエイションを披露。昨年は、日本のブランド「エンダースキーマ」とコラボレーションを行うなど、これまでにないアプローチで若い世代を含めた幅広い層に支持を広げている。
たっぷりとギャザーを寄せたレザー使いが、程よいぬけ感をプラス
靴￥86,900（トッズ•ジャパン）
靴￥86,900（トッズ•ジャパン）
プロダクト全体に漂う、色香溢れる佇まいが印象的な『T タイムレス ラバーソール ローファー』。素材には上質なレザーを使い、フロントからサイドにかけて生地を摘んだようなギャザーを寄せたデザイン。
アッパーのサドルストラップには、ロゴ入りのT タイムレス メタル アクセサリーを配し、アイキャッチーなアクセントをプラス。「トッズ」を象徴するラバーペブルをエンボスで施したアウトソールと馬蹄型のヒールなど、目に見えない部分にも美意識がしっかりと息衝いている。今時期ならジャケットスタイルのハズしとして、サマービズの季節になれば、ポロシャツにスラックスといういつものスタイルに取り入れるだけで、ぐっと今っぽく映えるはずだ。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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この記事の執筆者
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- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO ：
- 島本一男（BAARL）
- STYLIST ：
- 河又雅俊
- WRITING ：
- 佐藤哲也
