【クセ毛の収め方】毛先のあしらいひとつで、広がりやすいクセ毛が収まりのいい形に変身！

毛量が多い、クセやうねりがあって広がりやすい、しかも毛の1本1本が太くて思い通りにならない…そんな髪の三重苦でも、収まりのいいショートスタイルになる方法があります。まず、トップの髪を根元から立ち上げるように指で擦りながらドライヤーをあてます。次に毛先をワンカール内巻きに。仕上げに手のひらで毛束を挟み、擦り合わせるようにワックスをなじませると空気感のあるスタイルの完成です。

まとまりにくく広がりやすい髪だと、ショートスタイルは敬遠しがち。

「うねりやすいクセ毛でも、太くて硬い髪質でも収まりのいいショートヘアは楽しめます」と断言するのは、Rougyのヘアデザイナー、渡邊健太さん。

「年齢を重ねた髪は、表面ではなく内側にクセが出やすいのが特徴です。襟足部分にグラデーションを入れて毛量を調整すると広がりにくくなり、収まりのいいスタイルになります」（渡邊さん）。

さっそく、その極意をご紹介しましょう。

【お悩み】うねって広がる髪を落ち着かせたい！

ショート代表：高橋桂子さん（46歳／主婦）のお悩みを解消するには…

■髪型：襟足を中心に内側の髪を短くして菱形シルエットをつくる

完成

サイド

バック

高橋さんのHAIR CHART

やわらかさ（柔→硬）★★★★
ボリューム（少→多）★★★★
髪の太さ　（細→太）★★★★
うるおい　（乾→潤）★★
白髪の量　（多→少）★★★

髪が硬くボリュームもしっかりある髙橋さんの髪。もともとクセがあり、ご自身でもスタイリングしにくいのがお悩みとか。「無理にピタ～っと抑え込むスタイリングをすると裾にボリュームが出て、動きのない形になってしまいます。髪の内側から毛量を調整しておけば広がりにくくなるので、ご自身でもスタイリングがしやすくなります」（渡邊さん）

■スタイリング：スタイリング剤は擦り合わせるように毛先へなじませるのがポイント

スタイリングをなじませるには、毛先を握ったり毛束をつまんだり、いろいろな方法があります。どうも上手くできない…という方は、「擦り合わせ」がおすすめです。「手のひらで毛先を擦り合わせるようにスタイリング剤をなじませると、自然に空気感のあるカール感が生まれます。スタイリング剤をなじませると、どうしても毛束がまとまってしまう方は、この方法をお試しください」（渡邊さん）。