多彩なデザインが豊富に揃う今季のデニムジャケット。どんなスタイルにも合わせやすく、端境期アウターとして重宝間違いなしの旬アイテムを、カジュアル過ぎることなく「きれいめ」に取り入れていた3人のおしゃれ賢者の着こなしをご紹介します。

■クロエ・アルシュは…オーバーサイズなデザインで洗練香るミニマルコーデに

モノトーンスタイルにデニムでカジュアルなアクセントを効かせて。
モノトーンスタイルにデニムでカジュアルなアクセントを効かせて。

2022年3月7日、パリ ファッションウィークに現れた、ファッションコンサルタントでインフルエンサーのクロエ・アルシュ。黒ニットに白のカーゴパンツを合わせ、ドロップショルダーのデニムジャケットを羽織ったスタイルです。

一つ一つのアイテムはベーシックながら、新鮮に感じられるのは、ディテールのアップデートを怠っていないから。パンツは旬のワイドシルエット、ジャケットはゆるっと羽織れるサイズ感を選び、今っぽいシルエットで着こなしています。

カジュアルなスタイリングにエッジーなスパイスを加えているのが、ポインテッドトウのパンプスと艶やかな白のショルダーバッグ。これらのアイテムがシンプルシックなスタイルに辛口なツイストを加え、ワンランク上の装いに引き上げています。

■レオ・エバーリンは…上質感漂うセットアップをシャツ風ジャケットで上品にカジュアルダウン

ニット素材の服にカゴバッグを投入して洒落感漂うシーズンミックスな着こなしに。
ニット素材の服にカゴバッグを投入して洒落感漂うシーズンミックスな着こなしに。

「LEO MATHILD」ジュエリーのデザイナー兼ファウンダーのレオ・エバーリンが2022年3月16日、ベルリン ファッションウィークに現れた際のスナップです。上質なベージュニットのセットアップにデニムジャケットを合わせた、リラックス感と洗練を兼ね備えたスタイルです。

シャツのようなデザインが今年らしいデニムジャケットが、ゆったりとしたセットアップに程よいきちんと感を加え、キリッと引き締めています。

足元にはジャケットと同じ素材のフラットシューズをリピートし、ミニマルながらデニムに注目の集まるトレンドを堪能した装いです。

■ペトラ・ディーナーは…クラシカルな装いを淡色&ショート丈で上品にアップデート

シックなトーンでまとめたコーディネートに落ち着いたカラーのリップ&サングラスがマッチ。

ドイツ出身のファッションブロガー、ペトラ・ディーナーが2022年3月10日、デュッセルドルフのストリートに登場。白ブラウスにグレーパンツのコンサバなスタイルに、デニムジャケットを羽織って遊び心をプラスした着こなしです。

ブラウスは裾をウエストにインせず、ショート丈のジャケットを羽織ることで新鮮なバランスに。上半身を間延びさせることなく、程よいモード感も演出。手に持ったクラッチは足元と同じブラウントーンを選ぶことで悪目立ちせず、フェミニンさを添えています。

パールのロングネックレスやコンビカラーのローファーに品格が光る、モダンなトラッドスタイルにまとめています。


端境期のアウターとしても優秀な、デニムジャケットを取り入れた着こなしをお届けしました。大人が品よくまとうには、上質なスタイルに取り入れるのがポイント。人気再燃中の、フレッシュな印象を授ける旬アイテムをぜひ春コーデにご活用ください。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田 朝子