多くのラグジュアリーメゾンが参加する“WATCHES & WONDERS GENEVA 2022”の中でも、そこで発表される新作に最も注目が集まるブランドはきっと「ロレックス」。今年も“WATCHES & WONDERS GENEVA 2022”開幕直前にティザームービー(予告動画)が公開されると、「新作はどのモデルだ!?」という予想合戦がネット上で繰り広げられ、注目度の高さを示しました。
そしてとうとう「2022年3月30日、ロレックスは時計製造の世界に明るい兆しと革新の光をもたらす新モデルを発表します」というメッセージとともに、5つのラインの最新作を華々しく発表しました! 話題の筆頭はメンズモデルの“エアキング”ですが、女性目線的には「ロレックス」初! という枕詞がつく2つのモデルにロックオン。まずは「ロレックス」の長年の悲願を叶えたプラチナのフルーテッドベゼルをまとった“オイスター パーペチュアル デイデイト 40” です!
長年の研究開発によってようやく誕生した、プラチナ製のフルーテッドベゼル!
誰しもがひと目で、それはホワイトゴールドではなくプラチナだと確信するであろう、別格の白い輝き! ケース&ブレスレット、そして宝石のように煌くベゼルもすべて、950 プラチナ製です。
実際に手にしてみると──当たり前ですが重いです。でもそれは、高揚感をもたらすような、心地いい重み。その高貴なプラチナの質感にアイスブルーのダイヤルがクールに呼応し、とてもファッショナブルな表情。ちなみにこのダイヤルのアイスブルーは、プラチナ製モデルにのみ採用される特別な色です。
そしてやはり、ダイヤルを取り巻くフルーテッドベゼルのプラチナの輝きが、この時計に別次元のオーラを授けます。
フルーテッドベゼルにプラチナを用いることは、前述の通り、「ロレックス」の長年の悲願でした。ゴールドより硬いプラチナに、この繊細かつ完璧な形状で輝く表面のフルーティングを形成するのは、至難の技。そもそもベゼルの製造においてこのフルーティング加工は、元来ゴールドを想定していたため、工程を変更する必要がありました。そして、とうとう実現したプラチナのフルーテッドベゼル。これはデザインと技術の面での偉業であり、長年の研究開発の賜物に他なりません。
トラペーズカットダイヤモンドをセッティングした36mmケースも登場!
サイズは、40mmのほか、ひと回り小顔の36mm径もラインアップ。プラチナのフルーテッドベゼルモデルのほか、トラペーズカットのダイヤモンドをあしらったタイプも!
アイスブルーのダイヤルにインデックスのバゲットカットダイヤモンドが際立ち、あくまでも上品、それでいながら強い迫力を秘めた、永世名品時計がまたひとつ誕生しました。
まるで水彩画のような、夏の花をダイヤルに閉じ込めて
そしてもうひとつの「ロレックス」初! が、ダイヤモンドの花芯を抱いたフローラルモチーフが微笑みを誘うような、新たなダイヤルの意匠です。
最高品質のムーブメントを守るために開発された、堅牢で頑強な「オイスター」ケース。時代が移り変わっても、その形、顔を守り続け、それが「永世名品」と謳われる理由のひとつです。その一方で、レディスモデルでは、色やモチーフなどで多彩な表情を見せる新デザインのダイヤルをしばしば採用し、世界の女性たちの心を惹きつけてやみません。
そして、2022年。“デイトジャスト 31”に、大胆かつ繊細に、3つの異なる大きさのダイヤモンドが花芯を演じる、夏の草原を思わせる花が咲き誇る、まったく新しいダイヤルが登場しました!
それぞれ魅力的な個性を宿す、3つのバリエーション
華やかな色彩、詩的なきらめき、新たな解釈によって生まれた新しい“オイスター パーペチュアル デイトジャスト 31”。そのダイヤルは、「時計製造の世界に明るい兆しと革新の光をもたらす新モデルを発表します」というメッセージの通り、フレッシュなエネルギーにあふれ、明るい未来を予感させるかのようです。
カラーバリエションは、アズーロブルー、シルバー、オリーブグリーンの3色で展開。
時代ごとに色々なブランドの時計を楽しんできたけれど、酸いも甘いも噛み分けた大人の年齢になった今、「1周周ってロレックス」。再び、この時計然とした時計に辿り着く女性が増えています。そのためもあってか、常に需要が供給を上回り、入手困難な状況は依然と変わりません。でも、時計というのは、「人」や「不動産」と同じように、ご縁が引き寄せてくれるもの。心から欲しいと願い、ある日ブティックに立ち寄ったら幸運に出会うことができた! そんなミラクルも現実にあります。
プラチナやフローラルモチーフダイヤルによって、明るい未来を希求するエネルギーを与えてくれる「ロレックス」の新作たちは、そんな幸せな奇跡を私たちに授けてくれるかもしれません。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト