清涼感、清潔感など、キレイを叶えるための印象を備えている「ブルーシャツ」。三人の海外ファッショニスタたちの、ブルーシャツを軸にした素敵な着こなしをご覧ください。

■1:アレクサンドラ・カールは…春の定番アウターのインから涼感ブルーを覗かせすっきりと

スクエアフォルムの黒シューズとバッグで引き締めつつ、トラッドなコートスタイルにマッチさせて。
スクエアフォルムの黒シューズとバッグで引き締めつつ、トラッドなコートスタイルにマッチさせて。

2022年3月4日、パリ ファッションウィーク開催中のストリートに現れたコペンハーゲン出身のスタイリスト、アレクサンドラ・カール。ブルーを覗かせることで、春の定番コートに爽やかなムードを運びました。

生地にやや厚みのある、深いベージュのトレンチコートでストイックさを演出すれば、春の装いがきりりと引き締まります。さらに華奢フレームのアイグラスがコートにマッチして、知的な雰囲気がぐっと盛り上がっています。コートがメインになる着こなしですが、白カットソーと清々しいブルーのシャツ、そしてブルージーンズをちらりと覗かせ涼感をトッピング。全体を見せるより、少量覗かせた方が差し色としての威力を発揮することができます。

■2:リサ・エイケンは…黒ワンピースとのレイヤードで淑女な趣を演出

シャツ、そして緩やかなAラインのワンピースとパンプスで優雅にきめて。
シャツ、そして緩やかなAラインのワンピースとパンプスで優雅にきめて。

パリ ファッションウィークでキャッチされた、『Neiman Marcus』のファッション、ライフスタイルディレクターのリサ・エイケン。ブルーシャツと黒ワンピースのレイヤードルックを披露しました。

パステルトーンのブルーシャツは、黒アイテムを合わせ色の濃淡をたっぷりつけ、アイテム一つ一つの存在感を引き立てて。シャツとワンピースの組み合わせなら凛としたスタイルが味わえます。小物も白黒で統一したら、バッグは白を基調としたデザインで爽やかさを上乗せ。

ワンピースのベルトにあしらわれた大きめハトメがクールな表情を醸すので、サングラスもハンサムなティアドロップをセレクト。そうすることで格好良さがミックスされ、意志の宿る大人のエレガンスが完成します。

■3:キャロライン・イッサは…インナー、シャツ、ジレ、ジャケット… 重ねて凝った見た目へ誘導

上下揃いのスーツを軸にしているからこそ、レイヤードを駆使してもごちゃつきません。
上下揃いのスーツを軸にしているからこそ、レイヤードを駆使してもごちゃつきません。

2022年2月27日、雑誌『TANK』の創設者兼ファッションディレクターのキャロライン・イッサをミラノ ファッションウィーク中のストリートでスナップ。ワークシーンに活用できるスーツスタイルをあか抜けて見せたいとき、是非参考にしたい着こなしです。

ビターチョコレートのような深い味わいのあるダークブラウンスーツは、薄くピンストライプが施されておりスタイルアップが図れます。シャツは淡いブルーを選び、ブラウンとの穏やかなコントラストをつけしなやかにまとめました。シャツの裾をアウトにすれば抜け感が宿り、お洒落心を満たすことにもクリア。これだけでもコーディネートは完成しますが、スーツとセットになったジレを投入し視線を上に誘導することでスタイルアップを実現。さらにシャツのインに黒トップスを仕込み、奥行きたっぷりに仕上げました。


春に映える「クリーンなブルーシャツ」を使ったコーディネートをお届けしました。

きちんとしたアイテムなのでオンオフ問わず活用できるのが頼もしいです。ご紹介した三人の着こなしを、是非日々の参考にしてみてくださいね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香