「輪郭がベース型の場合、顔の重心が下がって見えるため、老けた印象になることもあります」と教えてくれたのは、MINX青山店 取締役・ディレクターの大山幸也さん。

「エラが張っているとフェースラインが四角い印象になるため、顔の重心が低く見えます。そんなベース顔さんがショートヘアにするときは、サイドの髪に厚みがあって低い位置に重心がくるデザインはNG。フェースラインが目立ち、野暮ったい印象になります」(大山さん)

大切なのは、顔全体の重心が上がるようなヘアデザインなのだとか。

「トップにボリュームを出し、透け感のある前髪で肌が見える分量を増やすと、顔全体の重心が引き上がります。さらにサイドの髪を、やや後ろに向かって上がるようにカットするのもポイント。輪郭がリフトアップして見えますよ」(大山さん)

透け感のある前髪は、顔色を明るく見せてあか抜けた印象にしてくれる効果も。美しいカットラインのショートボブは、スタイリングも簡単です!

■髪型:リフトアップが叶う!横顔美人になれるショートボブ

ベース顔のショートヘア代表:田畑ゆみさん(39歳/モデル)の場合

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

田畑さんのHAIR CHART

  1. やわらかさ(柔→硬) ★★★
  2. ボリューム(少→多) ★★★
  3. 髪の太さ(細→太) ★★★
  4. うるおい(乾→潤) ★★★★
  5. 白髪の量(多→少) ★★★★

「ボブをベースに、グラデーションカットで立体感をプラス。軽く毛量を調整して、ふんわり仕上げました。前髪は厚くならないようにカットしています。髪色はハイライトを入れて柔らかいベージュブラウンを重ねると、顔色が明るく見えて白髪カバーの効果も絶大です」(大山さん)

■スタイリング:しっかりブローをしてボリューム感を出す

「40代になると髪がぺたんとしがち。ブローで根元からしっかり髪を起こし、ふんわりとしたボリューム感を作りましょう」(大山さん)

スタイリング前
スタイリング前

■1:トップを起こすようにドライ

トップの髪を持ち上げ、根元にドライヤーの風を当てて乾かす。
トップの髪を持ち上げ、根元にドライヤーの風を当てて乾かす。

■2:毛先を内巻きにブロー

サイドは根元から内巻きにブラシを通し、毛先にドライヤーの風を当ててブロー。
サイドは根元から内巻きにブラシを通し、毛先にドライヤーの風を当ててブロー。

■3:オイルをつける

軽めのオイルを手のひらにのばし、毛先を中心に全体になじませる。最後に手のひらに残ったオイルで前髪をつまみ、束感を作って透け感を演出。
軽めのオイルを手のひらにのばし、毛先を中心に全体になじませる。最後に手のひらに残ったオイルで前髪をつまみ、束感を作って透け感を演出。

〈ベース型のショートヘア スタイリングのコツ3か条〉

  1. 髪を乾かすときはトップをふんわりさせることを意識
  2. サイドはしっかりブローをしてボリュームを出す
  3. オイルは少なめにして、軽やかな印象に

「ベース顔をカバーしてくれるので、トップのふんわり感は必須! スタイリング剤はつけすぎないように注意して、軽めのオイルでツヤとまとまりをプラスする程度にしましょう」(大山さん)

MINX青山店 取締役・ディレクター 大山幸也さん。今推している施術は、韓国風ヘアスタイルと白髪ぼかしカラーです。「若い子に人気の韓国風ヘアを、大人でも違和感なく取り入れる方法を提案しています。また白髪ぼかしカラーも40代からとても好評です。ぜひご相談ください!」Instagramアカウント:@minx_oyama
MINX青山店 取締役・ディレクター 大山幸也さん。今推している施術は、韓国風ヘアスタイルと白髪ぼかしカラーです。「若い子に人気の韓国風ヘアを、大人でも違和感なく取り入れる方法を提案しています。また白髪ぼかしカラーも40代からとても好評です。ぜひご相談ください!」Instagramアカウント:@minx_oyama

問い合わせ先

MINX青山店
住所:東京都港区北青山3-5-23 吉川表参道ビル2・3・4F
TEL:03-3746-2722
営業時間:月・水・木・金11:00~20:00、土・祝10:00~19:00、日10:00~18:00
定休日:火曜(祝日の場合は営業)

高いカット技術をもつスタッフが、自分らしい大人のお洒落をプロデュース。
高いカット技術をもつスタッフが、自分らしい大人のお洒落をプロデュース。

 

 

 

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
片岡 祥
EDIT&WRITING :
山本二季
DIRECTION :
青木 笑