美しさと機能性を備えた仕事服を選ぶように、働く意欲が高まるベースメイクコスメを改めて選び直してみました。特にファンデーションに改革が起こり、時代は“ナチュラルマット”な質感へと様変わり。環境に左右されず、エイジングケア効果も備え、そのうえで肌が呼吸できる薄膜仕上げ。すっぴん肌でいるより遥かに心地いい肌を実感してください。

今回は、新・質感となったリキッドファンデーション6品と、リキッドファンデーションをのせるポイントをご紹介します。

潤いと輝きを内に秘めながら、表面はさらりとクールに仕上げる“ナチュラルマット”なリキッドファンデーション

軽やかな装着感で心地よく、隙のない均一美肌が完成

ここ数年のファンデーションの主流は薄づき艶肌ブーム一辺倒でしたが、生活様式がガラリと変わったこともあってか、今季のファンデーションは質感に大変革が起こりました。それは今まで誰もが避けていたマットな質感に変わったこと。肌が乾いてシワっぽくなるのでは? そもそもマットな肌=厚塗り肌では?と避けていたはず。

しかし、今季登場したリキッドファンデーションは、従来の硬い感触のマットとは違い、塗りムラ、筋ムラが起こりにくく、まるで肌と一体化するようにスッとなじむ。表面はサラサラ、でも肌の内側は潤いが続くのでシワもほうれい線も目立たない。ほのかに艶を感じさせる新感触の“ナチュラルマット”なのです。

さらに今までにないほどの軽やかな装着感が心地よく、シミやくすみ、キメの乱れ、微細な影などを程よくカバーするスマートさが新しい。覆い隠す発想ではなく、その人の肌感や骨格を引き立て個性を美しく整えてくれます。

加えて、色展開が豊富なのも特徴のひとつ。“白浮き”防止を考慮して18色展開というブランドもあるほど、ぴったりの色が必ず見つかる。

肌づくりとは、人と会う前に襟を正す儀式のようなものですが、できれば手間も時間もかけたくない。忙しい私たちに必要なのは、ただ塗るだけで見違え、その美しさが持続する「働く肌」のための最強ウエアであること。それにふさわしいファンデーションが次にご紹介する6品です。

■1:コスメデコルテ ゼン ウェア フルイド

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コスメデコルテ ゼン ウェア フルイド 30ml 全18色 SPF25・PA++ ¥6,600

●色褪せない美しい書から着想。24時間化粧もちが実現する
千年以上も色褪せることのない墨からヒントを得た処方。超微粒子粉体が均一にのび広がり、汗、擦れ、皮脂、湿気に強く、つけたての美しさが持続。

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2.エルメスジャポン エルメス プラン エア ボーム ドゥ タン 全12色(うち2色9月以降発売) 40ml SPF30・PA+++ ¥11,550、3.パルファム ジバンシイ プリズム・リーブル・スキンケアリング・マット 30ml 全10色 ¥7,150(5月6日発売)、4.シャネル フリュイド ファンデーション N° 1ドゥ シャネル 30ml 全6色 ¥9,240、5.イヴ・サンローラン・ボーテ オールアワーズ リキッド 25ml 全10色 SPF39・PA+++ ¥7,260(6月3日発売)、6.パルファン・クリスチャン・ディオール ディオールスキン フォーエヴァー フルイド マット 30ml 全11色SPF20・PA+++ ¥6,820

■2:エルメスジャポン エルメス プラン エア ボーム ドゥ タン

キメをつぶさない軽やか膜。光ヴェールでシミ、シワを消去
日本の研究所で開発され、繊細に輝く質感、潤う快適なつけ心地にこだわった逸品。

■3:パルファム ジバンシイ プリズム・リーブル・スキンケアリング・マット

●潤い、皮脂吸収、ぼかし効果でたるみ毛穴が目立たない
余分な皮脂を吸収する成分とスキンケア成分をバランスよく配合。午後になってもテカリも毛穴目立ちも起こさない。

■4:シャネル フリュイド ファンデーション N°1 ドゥ シャネル

表情の動きに対応し、シワが目立たない
フィット感の高いピグメントながら、まるで肌が呼吸しているような薄膜仕上がりに。美容オイルと保湿成分を配合し、ダメージ保護効果も。

■5:イヴ・サンローラン・ボーテ オールアワーズ リキッド

シミも濁りも消去しながら美しい肌のキメを模倣
軽やかな膜ながら、シミ、色ムラを目立たなくする美肌再現効果が秀逸。スキンケア発想の高い保湿力あり。

■6:パルファン・クリスチャン・ディオール ディオールスキン フォーエヴァー フルイド マット

フローラルエキスを贅沢配合。夕方までハリ肌が持続する
表面はサラすべながら、86%スキンケアベースのまるで美容液をまとったような感覚に。

〈生え際、フェースラインにはのせないことで厚塗り感を阻止〉

ファンデーション_3
生え際、フェースラインにはのせないのがコツ

リキッドファンデーションを頬と額、鼻先、あごにのせてから、中心から外に向かって広げます。そして上下まぶた、フェースラインにはのせずに、薄くのばす程度にするのが厚塗りに見せないコツ。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

PHOTO :
戸田嘉昭(パイルドライバー)
STYLIST :
小倉真希
HAIR MAKE :
尾花ケイコ
MODEL :
大塚まゆか
EDIT&WRITING :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)