コーディネートのアクセントになりながら、外し役も担う「キャップ」という存在。カジュアルコーディネートにはもちろん、きちんとした着こなしにもマッチする懐の広さが魅力です。今回は「大人ならでは」の視点にフォーカスを当てたキャップコーディネート実例をお届けします。

■1:ヴィクトリア・ショイは…キャップ投入でテイストミックスコーディネートの完成度をアップさせる

スポーティとクラシカルを融合させることで、こなれた見た目へと誘導。
スポーティとクラシカルを融合させることで、こなれた見た目へと誘導。

2022年3月15日、ベルリン ファッションウィークを訪れていたデジタルクリエイターのヴィクトリア・ショイ。カジュアルながらも優雅な面持ちのベージュキャップを活用していました。

コーディネートの軸となるトップス、パンツ、シューズは、カーディガン、レギンス、スニーカーのスポーティなセレクトでアクティブさを演出。ベーシックカラー縛りなら洗練された雰囲気が加わり、シティで浮く心配もありません。そこに適度にハリのあるベージュの膝丈トレンチコートとモダンなクラッチバッグを投入し、テイストミックスにすることでこなれた雰囲気を狙いました。

これだけでもコーディネートは完成しますが、さらにキャップを投入したことで、テイストミックスコーディネートの完成度がぐっとアップ。トレンチコートのきちんと感を損なわないよう、同じベージュを選ぶとうまくいきます。

■2:トリーン・チェルは…スポーティな要素をプラスして調和の取れた着こなしを叶えて

スポーティなサンダルが浮いてしまうところ、キャップを加えたことでバランスよく仕上げました。
スポーティなサンダルが浮いてしまうところ、キャップを加えたことでバランスよく仕上げました。

2022年2月22日、コペンハーゲン ファッションウィークのストリートでスナップされたスタイリスト兼クリエイティブコンサルタントのトリーン・チェル。スポーティな趣漂うアイテムを顔周りと足元に配置することで、まとまりの良い着こなしへ。

トップスとボトムス、バッグをブラウン系カラーで統一した着こなしは、まるで木目のような柄のシャツ、くしゅっとしたシュシュを想わせるようなバッグというユニークなアイテムにこだわることで単調さを回避しました。そこに真っ白なカラーがスポーティなキレを授けるサンダルを合わせ、軽やかさをプラス。今季のトレンドキーワードである、Y2K(Year2000)らしいプラットフォームで今っぽさを演出しています。

仕上げに、ブラウンと馴染みの良いベージュのベースボールキャップをオン。スポーティな要素を倍増させたことで、調和の取れたコーディネートが出来上がりです。

■3:アナベル・ローゼンダールは…クラシカルアイテムをカジュアルアイテムで挟み遊び心たっぷりに

無地のキャップではなく、ロゴ入りを選んだことで着映え力がアップしています。
無地のキャップではなく、ロゴ入りを選んだことで着映え力がアップしています。

2022年3月1日、インフルエンサーのアナベル・ローゼンダールをパリ ファッションウィークでキャッチ。刺繍ロゴがアクセントになるコットンキャップを取り入れ、遊び心を感じる着こなしを披露しました。

ゴールドボタンやツイード生地がクラシカルな黒のショートジャケットを、ネイビーの刺繍ロゴキャップとピンクのウォッシュ加工パンツというカジュアルなアイテムで挟み、お洒落への探究心を感じる装いへとアップデート。キャップ、ボトム、バッグのハンドルに巻かれたスカーフをブルーのアクセントでリンクさせているので、異なるテイスト合わせでも一体感が生まれます。

また華やかなビジューイヤリングとキャップという、あえてのミスマッチな組み合わせを顔周りに添えることで、粋なムードを上乗せすることに成功しました。


「キャップ」を取り入れることであか抜け印象を叶えたコーディネートを3選お届けしました。着こなし方で、しっかり大人に似合うバランスに導くことができます。

無地で使い勝手の良さを確保したり、ロゴ入りでキャッチーさを倍増させたり… いくつあっても困らないキャップを、ぜひワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香