かしこまった場所へはもちろん、ちょっとしたカジュアルな外出にも。さりげなく纏うだけで洒落感を漂わせてくれるのがツイードジャケットです。おしゃれ上級者3人による、エレガンス漂うアイテムの今っぽいカジュアルダウン術をチェックしましょう。
■1:タム・マクファーソンは…最旬小物でプレイフルな装いにワンランクアップ
2022年3月8日、パリ ファッションウィークで撮影されたブロガーのタム・マクファーソンは、パープル&ブラックのチェック柄ツイードジャケットを主役とした装いです。
ジャケットの美しい色合いを引き立てるように他のアイテムはブラックをセレクト。ボトムにはセンタースリット入りのレギンスを選び、ミニバッグをクロスボディにすることでモードに導き、シンプルだけに終わらない、洒落感ある味付けを添えています。
両手首にラインストーン付きのブレスレットをあしらう着こなしも個性的。シックなスタイルにさりげなく遊び心を効かせ、大人のおしゃれ心を高揚させる装いにまとめています。
■2:アナ・ムグラリスは…ワイドデニムでノンシャランなエレガントスタイルに
パリのレストラン「ラ レゼルヴ」で開催された、ラグジュアリーブランド主催のランチに出席した女優のアナ・ムグラリスは、これぞデイタイムのお出かけスタイルのお手本!といえる装いで登場。それほどドレスアップは必要ないけれど、ちょっとおしゃれしたい…、そんなオケージョンに最適なデニム合わせのコーディネートです。
纏ったツイードジャケットは、今年のトレンドカラーでもあるライラック系。青みがかったトーンが肌の透明感をアップさせます。そんな肌映え効果を最大限に発揮する、Vネックラインの襟付きデザインを選び、インも深めのカットでフェミニンに。
バッグも同色で美カラーの魅力を存分に楽しんで。ボトムはワイドデニムでカジュアルダウンし今っぽくまとめています。白のコンビシューズが軽快さを後押しし、程よいモード感まで漂わせています。
■3:キャロライン・イッサは…ロックなTシャツで自由にリッチカジュアルを堪能
カナダ出身ファッションディレクターのキャロライン・イッサがロンドンの「The Saatchi Gallery」で開催されたジュエリーブランドによるイベントに参加した際のスナップです。フォトプリントがあしらわれたTシャツに黒のツイードジャケットを羽織ったスタイリッシュなコーディネートを披露しました。
ブラックを中心に、チェーンバッグやベルト、足元にメタリックカラーを散りばめたシックなトーンの着こなしに、主役級の存在感を放つのがロックなムードのTシャツです。きちんと感あるツイードジャケット&センタープレス入りのパンツと、一見相反する組み合わせですが、色味がモノトーンなので悪目立ちせず、大人に相応しい知的な遊び心として程よい個性をプラス。ひとつ上のエレガンスを感じさせるあか抜けた洗練スタイルを完成しています。
ツイードジャケットを自分らしいスタイルで自由に取り入れていた3人をご覧いただきました。ご紹介したファッショニスタを参考に、エレガントながら幅広いアレンジの効く、懐の深さも魅力のアイテムで、格上の装いをぜひお楽しみください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子