豊かな輝きが、私を語る…毎日に「インティメイト・ジュエリー」を
そろそろ次なるジュエリーが欲しい。そう思ったとき、どのように探していますか? 成熟したプレシャス世代のこれからにおすすめしたいのは、自分と親密な=インティメイトな関係を築けるジュエリー。シンプルな服に品格を添える毎日を共に歩む輝き、未来の自分へと導く指針となる煌めき、そして豊かな輝きが自信となり、自分らしさを際立たせてくれるような存在…。
そんな「インティメイト・ジュエリー」を今こそ!
今回は、「グラフ」のダイヤモンドブローチを、ジュエリーにまつわるショートエッセイとともにご紹介します。モデルは女優としてご活躍の、木村多江さんが務めてくださいました。
「グラフ」ダイヤモンドブローチ[ホワイトゴールド×ダイヤモンド]
オーバルシェイプ、ペアシェイプ、エメラルドカット、ラウンドブリリアントカット…と、さまざまなシェイプの大粒の石が輝きを生み出すブローチは、ダイヤモンドの煌めきに魅了されるピュアな気持ちを呼び覚ますような、このうえない美しさ。
心ときめかせる高揚感で、ジュエリーの夢を広げてくれる。
誰にも似ていない私だけのオーラを求めて(文/編集者・藤田由美)
彼女が何を着ていたのかさっぱり覚えていないのに、ジュエリーだけが映え映えと記憶に残るのは、その力強い輝きが、彼女の魅力そのものだったから…。
新卒で迷い込んだ小さな会社は、フランス人の社長以外、女性だけ。社会に出て初めて接したのが、ヴァイスプレジデントという肩書きをもつその女性だった。デスクを挟んでメモをとりながら、手元を彩るジュエリーが気になって仕方なかった。
こっくりとしたゴールドのブレスレットウォッチが、年齢を重ねた彼女の手に不思議なほどなじんでいる。そして指先には、ひしゃげた形の黄味がかった大粒パールのリング。それは私が母から譲り受けた、白く正しい形をした清楚なパールとはまるで違う強い個性を放っていた。
なんて素敵なのだろう。いつかはこんなリングが似合うようになるのだろうか。重厚でしなやかなブレスレットウォッチには、名刺代わりのような大人の女の覚悟が感じられ、バロックパールの大粒リングには、厳しさの中にも遊び心のある、彼女の華やかな茶目っけが伝わってきた。
好きなものを自由に手に入れて、自分自身を表現できるという事実が、誰にも束縛されずに生きる逞しさや、豊かさへと導いてくれる気がした。
出会った頃の彼女の年齢を超えてしまった今ならわかる。自分の好みや美意識はそう簡単に変わるものではない。直に肌にまとい、喜びも悲しみも共にしながら長く寄り添ううち、親密な関係になっていくジュエリーは、誰にも似ていない、その人だけの美しいオーラになることが…。
今の私はジュエリーで自分を語ることができるのだろうか。母ほどに歳の離れた彼女はもうこの世にいないけれど、あの特異な形をしたリングは今もなお、彼女の輪郭を鮮やかに描きだして、至高の存在であり続けている。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 岡本充男
- STYLIST :
- 伊藤美佐季
- HAIR MAKE :
- 森岡祐介(eightpeace/ヘア)、Asami Taguchi(home agency/メイク)
- NAIL :
- 中島理恵(uka)
- MODEL :
- 木村多江
- EDIT&WRITING :
- 川村有布子、古里典子(Precious)