創業者:ローレンス・グラフ
創業地:イギリス・ロンドン
創業年:1960年。原石からジュエリーになるまでのすべてのステップを自社で一貫。現在のダイヤモンド業界をリードするハイジュエラー。

原石からジュエリーになるまでの全工程のクオリティコントロールを徹底するあくなき情熱

1962年にオープンした最初のサロン

■創業当時のエピソード

創業者・現会長のローレンス・グラフOBE

21世紀のキング オブ ダイヤモンドとしてその名を知られ、業界をリードする創業者のローレンス・グラフ。しかし、その人生は決して平坦なものではありませんでした。

ロシア系移民の貧しい家庭に生まれたグラフは、15歳のときにロンドンのダイヤモンド街で工房見習いとしてそのキャリアをスタート。ダイヤモンドを見極める天性の才能とビジネスセンスを持ち合わせ、18歳という若さで独立します。さらに1960年、22歳でグラフ ダイヤモンド社を設立し、2年後には念願の初店舗を構えます。

■ブランドの転機

創業者ローレンス・グラフの手の上にのせられた歴史的ダイヤモンドコレクション

その後、グラフはさらなる飛躍を目指してシンガポールに進出。ブルネイ王族をはじめとするアジア諸国の富裕層、中東では王族や石油王などの一流の顧客の信頼を得て、数々の極上のジュエリーを手掛けていきます。さらに1974年、ロンドンのナイツブリッジに新サロンをオープンすると、その評判は確固たるものに。「大粒で極上のダイヤモンドはグラフにある」という噂が広まり、そのハイジュエラーとしての確固たる地位を確立します。

1970年に発表された「ヘアー&ジュエル」は、ダイヤモンドや美しいジェムストーンのみで構成。当時の価格で1億円がかけられた
1974年にオープンした旗艦店

さらに1993年には、本店をニューボンドストリートに移転。現在では、世界に約50店舗、日本国内にもペニンシュラ東京内のサロンを始め8店舗を構え、世の女性たちを魅了し続けています。

■ブランドのアイコン・定番アイテム

キング オブ ダイヤモンドという異名にふさわしく、グラフが発表するダイヤモンドはそのスケールが大きいことも、ブランドの特徴の一つです。世界各地の鉱山とのネットワークを持ち、原石は世界5か所に所有する研磨工場でスペシャリストたちによってカット。選りすぐりの石のみがロンドン本社に運ばれ、熟練の職人により手作業でジュエリーへと生まれ変わります。

極上のイエローダイヤモンド「ザ ゴールデン エンプレス」

中でも、世界最大のシェアを占め続けているのが、太陽のように華やかな明るさが魅力の「イエローダイヤモンドコレクション」です。色味が深く美しいファンシーイエローダイヤモンドが多く採取されることで有名な南アフリカのボツワナには、専用の工房がありカラーダイヤモンド専門の熟練カッターが多数在籍。巨大原石を自社でカットできる世界でグラフだけの技術とテクノロジーが、ジュエリーの美しさを最大限に引き出します。

「ザ グラフ バタフライ コレクション」のピンクダイヤモンドが可憐なネックレス

「ザ グラフ バタフライ コレクション」も、美しく羽根を広げ羽ばたくさまをローレン・グラフの人生になぞらえたブランドのアイコンのひとつ。ピンクダイヤモンドがバタフライのシェイプに沿ってパヴェセッティングされたデザインは、可憐で上品なムードが魅力です。

23.88ctの「ザ グラフ ピンク」
世界一大きいスクエアエメラルドカットファンシー ヴィヴィッド イエロー フローレス ダイヤモンド「ザ ドゥレア サンライズ」

また、グラフは過去に多くの、それぞれ当時世界最大級のダイヤモンドカラー、フローレス(完全無色無傷の最高品質)の希少なダイヤモンドをカットしています。こうした実績が「グラフ社には、世界中から世界最大かつ極上のダイヤモンドが集まってくる」という評判につながり、人々から信頼され愛され続ける理由となっています。

■ブランドを愛用するセレブリティーとエピソード

モナコ公国のプリンセスであるシャルレーヌ公妃も、グラフを愛用する人物のひとり。その美貌やスタイリッシュなファッションセンスでも注目が集まる彼女は、パーティーでたびたびグラフのジュエリーを身に付けています。

■ブランドの現クリエイティブ・ディレクター

2010年より、アン・エヴァ=ジェフロワがデザイン ディレクターに就任。現在は、会長としてブランドに携わる創業者ローレン・グラフのスピリットを受け継ぎながら、さらにその世界観を広げています。

118.78ctの「ザ グラフ ヴィーナス」

自らも職人であり、ジュエリーの魅力の引き出し方は、職人の目と手にゆだねられていることを誰よりも知っているローレンス・グラフ。より完璧で価値のあるダイヤモンドを原石からクリエイトしていきたいというあくなき情熱が、世界最高峰のジュエリーを創り続けるブランドの原動力となっています。