暑いシーズンのワードローブの軸となる、Tシャツなどのシンプルなデイリーウエア。その中でも、今シーズンは「アメリカンスリーブのタンクトップ」を選ぶのが正解! 特徴的な肩のラインが着こなしに新鮮さをプラスし、トレンドライクな雰囲気に仕上がります。
このエッジーなアイテムを大人が品よく取り入れるポイントを、ファッショニスタ3名の装いを参考にチェックしていきましょう。
■1:タム・マクファーソンは…トレンドカラーのふんわりスカートをモードにカジュアルダウン
2022年6月19日、ブロガーのタム・マクファーソンは、ブラックのアメリカンスリーブのタンクトップにグリーンのボリュームスカートを合わせた着こなしで、ミラノ ファッションウィークに登場しました。
大人がアメリカンスリーブを取り入れる際に考慮したいのは、全身の肌見せの分量。特にこんな風に肩のカットが深いデザインの場合、ボトムはロング丈を取り入れて露出を控えてバランスを調整。上品なセクシーに仕上がります。
ミニマルなタンクトップがふんわりエレガントなスカートを引き立て、異なるテイストのアイテムを合わせたおしゃれなミックスコーデが完成。足元は辛口なポインテッドトウでスカートの甘さを中和して、洗練された印象を高めています。
■2:キャロライン・イッサは…構築的な肩のラインが白ワントーンにモード感をひと匙加えて
同日、同じくミラノ ファッションウィークに現れたロンドン在住のファッションディレクター、キャロライン・イッサ。ホワイトのアメリカンスリーブのタンクトップに、同色のパンツを合わせたコーディネートです。
着映えるうえにIライン効果でスタイルアップも期待でき、シーンレス&シーズンレスに人気のホワイトのワントーン。シンプルすぎて物足りない…というときには、彼女のようにツイストの効いたアメリカンスリーブのディテールを取り入れて新鮮な印象に仕上げてみては?
襟元にはパールのネックレス&ゴールドのチャンキーチェーンをレイヤードし、ブラックチェーンのベルトをトッピングすることでカジュアルをエレガントな印象にエレベート。足元はフラットサンダルでハズして小粋にまとめて。
■3:エヴァ・ハーツィゴヴァは…羽織りからのぞく肌がドラマティックなムードを加速
2022年5月21日、第75回カンヌ国際映画祭の会場付近でキャッチされたスーパーモデルのエヴァ・ハーツィゴヴァ。モノトーンコーデのシャツのインナーとしてアメスリタンクを着用しています。
露出多めのアイテムに躊躇している人におすすめなのが、こちらの着こなしです。わきのラインが斜めにカットされ、肩が大きく出るデザインだからこそ、シャツを羽織ってもわずかに肌がのぞき、新鮮な印象が手に入ります。
ジャケットやサマーニットを軽やかに仕上げてくれる、夏に必須の白インナー。今年らしいディテールを取り入れることで全身の洗練度に大きな差が出るので、わずかなシルエットの違いにこだわりたいものです。
スタイリッシュなシルエットの「アメリカンスリーブのタンクトップ」を品よく取り入れた3名のスナップをご覧いただきました。デニムとのワンツーコーデもフレッシュに仕上げてくれるので、ぜひトライしてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子