夏になるとおのずと手が伸びる「白トップス」。万能なだけに、ややもすれば無難な印象になってしまうことも。シンプルなのにあか抜けて見える、大人のための着映えコーディネートを厳選しました。
■1:アレクサンドラ・ゲランは…ディテールに凝った上下で定番カジュアルをランクアップ
第75回カンヌ国際映画祭開催期間中、会場の外でスナップされた、ブロガー、ブランド『OHAKIDS』を手掛けるアレクサンドラ・ゲラン。白トップスとブルージーンズの定番ワンツーがこなれて見える理由を紐解いてみましょう。
カジュアルな白カットソーは、深いカーブのかかったアメリカンスリーブを選ぶことで、ヘルシーとスタイリッシュさを両得することができます。夏に映えるライトブルーのジーンズは、おへそ部分のウエストラインが低くなるディテール、センターライン入り、フリンジカットという変化球なデザインで無難を脱却。
これだけでも様になる大人カジュアルが叶いますが、ポインテッドトゥの黒パンプスと鳩目がポイントになる白のバッグを投入し、洗練された印象を後押ししました。
■2:ジャクリーン・ゼルウィスは…好印象なオールホワイトを小さな黒で引き締めバランスよく
コンテンツクリエイター、モデルのジャクリーン・ゼルウィスをベルリンでスナップ。夏の日差しが降り注ぐ街中で凛としたオーラを放つ、オールホワイトの装いを披露しました。
白で統一した上下が間延びしないよう、トップスは表情のあるサマーニットトップスを活用。そこにベージュステッチがさりげないアクセントになるコットンパンツを合わせ、涼感を漂わせています。黒のベルト投入できりっと引き締めつつ、小物でも白黒をリピートし色のバランスを小気味よく。全体にちょうどよく小さな黒を効かせることで、白のクリーンさをキープしながら引き締めに成功しました。
ジュエリーは、ひんやりとした見た目で冷涼感がアップするシルバーをセレクト。ネイルカラーまで白にこだわると、洒落た印象と軽やかさがぐんとアップします。
■3:イリリダ・クラスニキは…ハーフデニムパンツであえて着崩す、粋な白黒コーデをメイク
コペンハーゲンを拠点に、インフルエンサーとして活躍するイリリダ・クラスニキをコペンハーゲン ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。無骨なハーフデニムパンツを外し役として投入することで、端正な白黒コーディネートをあか抜けさせました。
ぱりっとした白の半袖シャツは、清潔感や品の良さを演出できるので一つ持っておくと重宝します。程よく光沢のあるレディな黒小物できちんと感を助長。ボトムスでもきれいめアイテムを選ぶのももちろん素敵ですが、彼女はあえて抜け感のあるカットオフハーフデニムパンツをセレクト。デニムならではのアクティブさがプラスされ、夏の白黒コーディネートが軽やかに整います。
仕上げにビッグサイズのイヤリングと真っ赤なルージュで顔周りを華やかにすれば、ベーシックカラーの装いに奥行きが生まれ絵になります。
これからの季節に欠かせない「白トップス」が様になる、海外インフルエンサーたちの着こなしをご紹介しました。定番アイテムを制し、夏ならではのクリーンなお洒落を味わってみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香