しなやかな筋肉のついたボディなら、いつもの着こなしもグッと洗練された印象に。

雑誌『Precious』7月号では、「大人のボディは『ラグジュアリーな筋肉』が必要です!」を特集しています。年齢と共に崩れはじめるボディラインに対し、大人の女性が行うべきは、ダイエットではなく筋トレ。 豊かな存在感と凛とした意思を感じるライン、しなやかな筋肉で、素敵に体を支えたい!

今回は、これから筋肉美人を目指すための「筋肉基礎知識」についてお届けします。

これから筋肉美人を目指すための筋肉基礎知識

筋肉が私たちにもたらすメリットや、筋トレの必要性とともに、身につけたいのは筋肉に関する正しい知識。効率よく筋肉を鍛えるためのトリビアを現役ドクターが指南します。

田中 詩織先生
東京大学医学部卒業。総合内科医を経て「筋肉・美容クリニック」を麻布十番に開院。コンセプトは、医学的な根拠に基づいた治療とトレーニングによって、一生ものの体づくりをサポートすること。
トップス_1,スカート_1,ブレスレット_1,指輪_1,靴_1
トップス¥8,800(リノウン<ニコラ ジェンソン>)、スカート¥25,300(三喜商事<マレーラ>)、イヤーカフ上から/¥31,460・¥34,650・連結してネックレスとして使用したブレスレット¥282,700・¥234,300・リング¥39,600(トムウッド プロジェクト)

●筋肉は何歳からでもつけられる

トレーニングは何歳からはじめても遅すぎるということはありません。たとえ80歳になっても、正しいトレーニングを行うことでちゃんと筋肉量を増やすことができます。

何もしないと20代をピークに、40代では20%、70代では半分の50%の筋肉が減少するといわれています。筋肉量を維持するためには、もちろん早くはじめるに越したことはありません。

●筋肉を効率よくつけるには、体重1kgにつき、1.5gのたんぱく質が必要

厚生労働省が定めた一日あたりのたんぱく質の推奨摂取量は、体重1kgあたり1g。トレーニングを行っている場合は、筋肉再合成のために体重1㎏あたり1.5gのたんぱく質が必要に。

この際、筋肉の合成に必要な必須アミノ酸のひとつである「ロイシン」を一緒に補給することが理想です。サプリメントで効率よく摂取するのが◎。

●筋トレにいちばん向いている時間帯は朝食前

朝食前の時間は体内に糖分が少なく、体脂肪の分解が促進されるので、体を引き締めるための筋トレにはベストなタイミング。

また、筋トレにより、アドレナリンやエンドルフィンなどが分泌されることで、一日を活動的かつハッピーに過ごせる効果も。ただし起き抜けは筋肉が冷えているので、ケガ予防のために入念なストレッチを。

●有酸素運動は筋肉を減らす

脂肪燃焼に効果のある有酸素運動ですが、長時間の有酸素運動は、筋肉を分解してエネルギーに変換させてしまうため、実は筋肉も一緒に落としてしまう可能性があります。

有酸素運動の前に、エネルギー源となる必須アミノ酸BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシンの総称)を摂取すると、そのリスクを回避することができます。

●筋肉痛にならないと効いてない、はウソ

筋肉痛は科学的にはっきりと解明されていない現象ですが、筋肉の損傷による炎症反応だと考えられています。

この損傷を回復させることで筋肉が成長するのですが、筋トレの継続により、筋肉の強度が上がれば、炎症が起こりにくくなります。筋肉痛が起こったら、筋肉の修復にかかる48〜72時間は筋肉を冷やして休ませること。

●腹筋運動は上まで上体を起こさなくてもよい

腹筋は腹直筋がついている胸骨〜恥骨が最大収縮することを目的としているので、 60°まで起きれば十分。勢いをつけて上まで起こそうとすると、腰を痛めてしまうことも。

仰向けになり、両膝を立て、両手を頭の後ろか胸の前で組み、おへそをのぞき込むようにゆっくりと背中を浮かせて1〜2秒キープ…、これが正しい腹筋運動です。

●筋トレは認知症予防になる

筋トレ=脳トレといっても過言ではありません。筋肉を動かし続けると、脳と神経シグナルの交信が繰り返され、脳神経細胞の働きも活性化。また、BDNFと呼ばれる認知症予防に不可欠なたんぱく質の一種が、運動によって脳内で増加するデータも出ています。

筋力をキープすることは、つまずきや転倒の予防にも効果的です。

●筋肉をつけると肌がきれいになる

筋トレによって増える成長ホルモンが肌のターンオーバーやダメージ修復を促進。筋肉量が増えると血流もよくなるので、美肌をキープするためには筋肉をつけることが不可欠です。

また2018年に、運動によって分泌される生理活性物質“マイオネクチン”に、メラニンの生成を抑制する働きがあることも発見されています。つまりは、筋トレすれば、透明美肌まで手に入るということ!

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
川田有二(人物)、深山徳幸(取材)
STYLIST :
金井あい
HAIR MAKE :
川原文洋(UM)
MODEL :
立野リカ(Precious専属)
EDIT&WRITING :
新田晃代、佐藤友貴絵(Precious)