おいしいもの、未知なものあらば東奔西走する秋山都さんが、自身が発見したSomething Preciousをレポート。今回は奈良県へ。日本初上陸の「JWマリオット・ホテル奈良」を味わい尽くします。後編は1日を使ってアクティブに遊び&学びます。

【前編はこちら:「JWマリオット・ホテル奈良」で過ごすオトナの修学旅行~美食編~】

まほろばの古都・奈良でアクティブに遊ぶ&学ぶ1日

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Wマリオット・ホテル奈良のロビー

さて、昨日からアフタヌーンティー、鉄板焼きディナー、そしてブッフェの朝食と、脳(と身体)に栄養を与えてまいりました「JWマリオット・ホテル奈良」への旅。今日はいよいよ「オトナの修学旅行」らしく、アクティビティへ出かけます。まずは準備体操として、ホテル内で行われていた「マインドフルヨガ」のレッスン(無料)へ参加しました。

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「JWマリオット・ホテル奈良」では毎朝、ヨガのレッスンが無料で行われています。

私、体育は小学校6年間ずっと「がんばりましょう」だった運動音痴。ゆえにヨガも誰かに見られたら「それ本気でやってる⁉」と笑われるほど、できません。ですので、このヨガレッスンも最後方に陣取り、やりたい(できそうな)ポーズだけやりました。できないなりに朝から身体を動かし、自分の内面に集中するのは心地の良いプロセスでした。

ところで、この「マインドフル」という言葉を「JWマリオット・ホテル奈良」では大切にしているのだそうです。日本でも「マインドフルネス」などと数年前から使われていますが、上手い日本語訳が見つかりませんね。マインド(精神)がフル(いっぱい)だから、「満ち足りた」や「充足した」というような言葉になるでしょうか? 美味しい料理でお腹を満たすだけではなく、心も満たせるリゾートとはすてきなコンセプトですね。

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平城京の朱雀門(復元)。門前の朱雀大路は80m幅だそうです。ここを牛車が行き交ったのでしょうか。

ヨガレッスンの後はいよいよ「オトナの修学旅行」らしく、まほろばの古都、奈良を探しに出かけました。まず目指したのは、「JWマリオット・ホテル奈良」から歩いて20分ほどの「平城京跡」。

「なんと(710)見事な平城京」と昔、遷都の年号を覚えましたよね? どれほど見事な都ぶりが見られるのかと楽しみに出かけたら、なんと……! そこは広大な原っぱでした。でもまあ、見渡す限りの更地をぐるぐる歩き回ることで、平城京のスケールの大きさを体感で学ぶことができました(前向き)。

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平城京は710年に藤原京から遷都され、784年に長岡京へ遷都されました。次は「啼くよ(794)ウグイス平安京」かと思っていたら、その前に長岡京時代があったんですね。

いや~(なにもないけど)いいお散歩だった、と自分を納得させながら、またしても30分ほど歩いて唐招提寺へ。ここは唐からやってきた鑑真和上が建立したお寺です。鑑真和上と言えば、みな同じ像を思い浮かべると思いますが、あの「鑑真和上像」が安置されているお寺でもあります。

鑑真さん……日本に来る際、5度の航海に失敗し、途中で失明したにもかかわらず6度目でついに来日。そのときすでに67歳だったのだそうです。すごい心身の強さですね。私もまだまだ、いろんなことにチャレンジできそうだ。

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列柱がギリシャの神殿建築を思わせる金堂(国宝)など、静謐で美しい「唐招提寺」の伽藍。

平城京から唐招提寺をめぐり、3時間ほどのウォーキングで汗だくだく。ホテルへ帰りプールへどぶん。聞けば奈良の市内でスイミングプールのあるホテルはここ「JWマリオット・ホテル奈良」だけなのだそうです。温水ジェットバスも置かれているから身体が冷えすぎないのもいいですね。

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モダンな設えのプール。泳いだ後はデッキチェアでまったり。
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「SPA BY JW」のカップルトリートメント用個室。使用するのは英国の「アロマセラピーアソシエイツ」。

その後、プールと同じフロアにある「SPA BY JW」へ。シグネチャーである「アルティメット アロマセラピーエクスペリエンス」(90分30,000円/税・サ込)を施術していただきました。

トリートメントの内容は、好みのオイルを選び、頭から足の先までマッサージしてもらう、いわゆるアロママッサージなのですが、その技術が素晴らしかった! 担当してくださったイタヤマさんのゴッドハンドに機会があればまた身をゆだねたいです。

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1Fのバーで、フレッシュなハーブを漬け込んだワインからスプリッツァーを1杯。夜の部のスタート。
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「JWマリオット・ホテル奈良」のハーブガーデン。ここで育ったハーブや野菜がカクテルや料理にも使われています。

気づけば夕暮れ。いや、今日も1日よく遊びましたが、私にはまだナイトクロール(夜遊び)という重要なミッションが残っています。奈良は世界的にも名の知られた素晴らしいバーがあることでも知られている町ですし、このまま眠ってしまうのは惜しいですものね。17歳の修学旅行では飲めなかったアレやコレ……飲み干してまいります!

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奈良といえば……「中川政七商店」でお土産を購入。

おまけに、奈良の町で求めたお土産をチラ見せ。

最後まで楽しく、充実した「オトナの修学旅行」でした。奈良といえば「あをによし 奈良の都は 咲く花の にほうがごとく 今盛りなり」(万葉集)が有名ですが、たしかに「奈良の(秋山)都は今が盛り」なのかも。まだまだ、どこへでも飛んでいきますよ~。

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この記事の執筆者
女性ファッション誌や富裕層向けライフスタイル誌、グルメマガジンの編集長を歴任後、アマゾンジャパンを経て独立。得意なジャンルに食、酒、旅、ファッション、犬と馬。
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WRITING :
秋山 都