コーディネートがシンプルになる夏こそ、ディテールにこだわることで洗練の宿るカジュアルスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。リラックスしているのに洒落感のある着こなしへ導いていた、3人のセレブたちにフォーカスしました。
■1:ケンダル・ジェンナーは…絶妙シルエットのワンツーと端正な黒小物でカジュアルを格上げ
2022年5月24日、LAの街中でキャッチされたモデルのケンダル・ジェンナー。タンクトップとデニムパンツというシンプルなカジュアルスタイルながらも、オーラ抜群に仕上がっていた理由を紐解いてみましょう。
カットソーは白を選ぶことが多くなる夏に、あえてクールなグレーを選ぶことでスタイリッシュさを演出。淡いトーンのグレーとアメリカンスリーブなら、ヘルシーさを両立できます。そこにきれいめなストレートながらも、少しゆとりのあるシルエットのインディゴブルーデニムパンツを合わせることで、デニムならではのリラックス感を醸しました。
着こなしのクラスアップを担うのは、端正な黒小物たちの存在。マットな光沢があるトートバッグと、太陽の光を受けて輝くエナメルローファーを合わせ、凛とした雰囲気へ。ローファーのポインテッドトゥが、都会的ムードを後押ししています。さらにヘアをハーフアップにして涼しげな印象を足せば、街中で映える大人カジュアルが完成です。
■2:エミリー・ラタコウスキーは…トレンドのローライズパンツで黒の装いにあえて脱力感を添える
2022年5月23日、第75回カンヌ国際映画祭に参加すべく、コート・ダジュール空港に到着した女優、モデルのエミリー・ラタコウスキー。抜け感を宿すことで、かっちりしすぎない夏らしいオールブラックスタイルを披露しました。
すっきりと腕が見えることで黒ならではのIラインが堪能できるノースリーブトップスは、ボディにフィットするリブデザインでフェミニンを香らせて。そこに合わせた同色のパンツは、トレンドのローライズで意図的な抜け感をオン。そうすることで重くならないブラックコーディネートに仕上がります。さらにニットカーディガンを腰に巻き奥行きと立体感をプラスすれば、ワンカラーが単調になる心配もなし。
仕上げにゴールドのフープイヤリングや腕時計でツヤを足し、夏のオールブラックを成功させました。
■3:ナオミ・ワッツは…はっとするような鮮烈カラー投入で着映え力を底上げ
2022年6月14日、NYの街中を歩いているところをスナップされた女優のナオミ・ワッツ。生き生きとした夏気分が盛り上がるような、カラーコーディネートに身を包んでいました。
混じり気のない真っ白なカラーが夏らしい趣を感じさせるトップスは、ゆとりのあるシルエットで通気性の良さを確保。裾に絞り紐がついているので、きゅっと結んでスタイルアップに繋げています。そこにひと目で視線を奪う鮮やかな赤プリーツスカートを合わせれば、フレッシュさが漂って気分まで一新できそうです。ほんのり透ける素材と足首が見える丈が、涼感をアシスト。
足元には、トップスカラーとリンクした白スニーカーを持ってきて、気負いないムードをアピール。そしてベージュのショルダーバッグを足し、ぱきっとした配色の強さをまろやかに中和させました。
街中でキャッチされた、セレブたちの最新カジュアルルックをお届けしました。楽ちんなのにこなれて見える着こなし術は、夏の強い味方。是非、日々の参考にしてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香