【目次】
【1】オイルの使い方を工夫する
■ヘアオイルを丁寧になじませて、くせ毛を調整!
\FIX-UP銀座店の幡矢智之さんがレクチャー!/
ミディアム代表:江端沙織さんの場合
全体的にクセがあり毛量も太さもある江端さんの髪。
「毛量は髪の表面ではなく内側で調整します。表面は毛先を中心にカットして菱形シルエットにするとバランスのいいスタイルになります」(幡矢さん)
<スタイリング方法>ヘアオイルを2回に分けてなじませ、ボリュームを調整
「ハチより下の髪は根元からオイルをなじませ、広がりを抑えます。手に残ったオイルをトップの中間から毛先にかけてなじませること。これでツヤ感が生まれます。2回に分けることで、毛流れを生かしたスタイルになりますよ」(幡矢さん)
<STEP.1>手ぐしで髪を引っ張りながらドライヤーをあてる
<STEP.2>髪表面の毛先をカールアイロンで1カール内巻きにする
<STEP.3>ハチより下の髪は根元から毛先にかけてオイルをなじませる
<STEP.4>トップの髪の中間から毛先にかけてオイルをなじませる
<ミディアムヘア×多毛くせ毛 スタイリングのコツ3か条>
- ブローするときは手ぐしで引っ張りながらクセをコントロールする
- ヘアオイルは2回に分けてなじませ広がりを抑える
- トップの根元には決してオイルをなじませない
「どんなに毛量が多い方でもトップはペタッとなりやすい部分。表面の根元にオイルをなじませると、せっかく根元を立たせてもペタンコになってしまうので注意してください。トップにボリュームがほしい方は、ブローするとき分け目とは逆方向に髪を引っ張りながらドライヤーをあてると根元の立ち上がりがつくれますよ」(幡矢さん)
多毛&暴れるクセ毛を従順な髪に変える!オイルの2度づけテクニック
【2】レイヤーを入れる
■広がらない&重くならないようにするには、レイヤーがベスト!
\Joemi by Un amiの赤井希望さんがレクチャー!/
ミディアム代表:小貫七奈さんの場合
元々、毛量が多く広がりやすいという小貫さんの髪質。
「癖毛でうねる髪質なので、広がりすぎないようにトップは重めにカットしています。毛量が多いと、野暮ったく見えやすいので、軽さや動きが出るように毛先にだけレイヤーを。まとまりやすいけど、重すぎない、大人のレイヤースタイルに仕上げました」(赤井さん)
<スタイリング方法>ドライヤーとアイロンでエアリーな印象に仕上げて!
「前髪、トップの髪の毛がベタッとした印象にならないよう、ドライヤーの熱は前方から当ててください。分け目の髪がふわっと立ち上がり、時間が経っても崩れにくくなります」(赤井さん)
<STEP.1>前髪とトップの髪をかきあげて立たせる
<STEP.2>顔周りの毛束を外巻きにする
<STEP.3>毛束の中間、毛先にワックスをもみ込む
<ミディアムヘア×多毛くせ毛 スタイリングのコツ3か条>
- ドライヤーは前から当てるのがベタつかないコツ
- 顔まわりは毛束の中間を巻いて優雅に
- スタイリング剤でツヤと束感を演出する
「スタイリング剤をもみ込むことでツヤと束感が生まれます。根元やトップにつけるとベタつきや老け見えの原因になるので、毛束の中間と毛先だけにつけてくださいね」(赤井さん)
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【3】毛先を指でねじる
■毛先をねじって、うねりをカールに変身させる
\Rougyの二階堂雪さんがレクチャー!/
ミディアム代表:灰渕美亜さんの場合
1本1本がやわらかく、コシのない灰渕さんの髪。「顔周りからサイドはハサミでレイヤーを入れて、広がりを抑えるようにカットしています。後頭部には、髪の重みで広がりを抑えられるように、レイヤーを入れていません。レイヤーを入れて顔の周りを軽くするだけで、フェイスラインが引き締まって見えるため、小顔効果も狙えます」(Rougyヘアデザイナー・二階堂雪さん)
<スタイリング方法>毛先を指でねじるだけで、うねりがカールに変身!
一定の方向ではなく、あちこちの方向にカールしていると髪が広がって見えるもの。「髪がやわらかく、クセのある髪質だからこそできるスタイルがあります。それは指でクルクルねじる巻き髪。指で巻くと毛束感も出るので、髪の横への広がりも抑えられます」(二階堂さん)
<STEP.1>「地肌を擦る」ように前髪の根元を乾かす
<STEP.2>ドライヤーを当てながら、髪の中間あたりから人差し指に2~3回巻き付けるようにねじる
<ミディアムヘア×多毛くせ毛 スタイリングのコツ3か条>
- 分け目をはっきり付けない
- 顔周りのカットは軽めに、重たくしない
- バックはレイヤーを入れず、髪の重さで広がりを抑える
「頭頂部から前髪は地肌を擦るようにして髪を乾かしてください。そうすると前髪がパックリ割れにくくなるので、薄毛な印象に見られなくなります。白髪の多い人にもオススメのドライヤー技です」(二階堂さん)
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【4】軽く引っ張りながらドライヤーで乾かす
■手ぐしで引っ張るように乾かして、くせ毛を落ち着かせる
\Rougyの二階堂雪さんがレクチャー!/
ミディアム代表:中島菜々子さんの場合
クセが出やすく、ブローをしてもすぐにペタ~ッとなってしまう中島さんの髪。「全体をワンレングスにすると印象が重くなってしまうので、顔周りだけレイヤーを入れて軽やかさを出しました。前髪は眉にかかる程度の長さでも、厚めにしておくとクセが出にくくなります」(Rougy ヘアデザイナー 二階堂雪さん)
<スタイリング方法>クセが出やすい前髪は「軽く引っ張りながら」乾かす
前髪にクセやうねりが出やすい人は、「スタイリングするとき、手ぐしで前髪を軽く下に引っ張るようにして、ドライヤーで乾かすと落ち着くはず」(二階堂さん)。サイドやバックの髪は「カールアイロンで毛束の真ん中あたりを挟んだら、髪の根元を起こすように引っ張りながら滑らせるのがポイント。髪を巻くというより、軽く引っ張りながら髪を上に伸ばすイメージですね」(二階堂さん)
<STEP.1>髪を濡らしたら、指でとかしつけるように軽く引っ張りながら乾かす
<STEP.2>カールアイロンで毛束の真ん中あたりを挟み、根元を起こすようにアイロンを滑らせる
<STEP.3>毛先にワックスを揉み込んだら、毛束をつまみ上げて振り下ろすと、ふんわり感が出現
<ミディアムヘア×多毛くせ毛 スタイリングのコツ3か条>
- レイヤーを入れすぎるとうねりやすいので、入れるなら顔周りだけ
- 短め&厚め前髪でクセを抑える
- 髪を振り下ろすテクニックで、ボリューム感を演出
「カールアイロンで髪を伸ばした後、髪に空気を入れるようにちらしてください。このひと手間でふんわりウエーブができるので、ペタッとした髪でも一気にボリュームアップします」(二階堂さん)
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- TEXT :
- Precious.jp編集部