7月8日、故グレース・ケリー王妃によって始まったチャリティパーティ「ローズ・バル」に夫のディミトリ・ラッサムと登場し、今回のテーマ「狂騒の20年代のキャバレー」をイメージしたスタイリッシュな装いを披露したシャルロット・カシラギ。今年のはじめ、パリ ファッションウィークのランウェイに現れ、馬で颯爽とコレクションのオープニングを飾ったことも、記憶に新しいかもしれません。

母のカロリーヌ・ド・モナコ妃と、祖母であるグレース・ケリーから受け継いだ、生来の洗練されたセンスをもち、ラグジュアリーブランドの服もどこかリラクシングなムードを携えて着こなす彼女。毎年恒例のモンテカルロ国際ジャンピング大会でのスナップから、フレンチシックのお手本といえる、そのノンシャランなスタイルを紐解いていきましょう。

■1:マンネリを回避!さりげない肌見せでモード感をアピール

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ローズのネイル&リップが清楚なホワイトルックにマチュアなムードをプラス!

2021年7月2日、第15回モンテカルロ国際ジャンピング大会2日目に登場した際の装いです。ホワイトツイードのセットアップに同色のサンダルを合わせ、世界最強の馬術選手たちが集まる大会にふさわしい、ノーブルな魅力を振りまいていました。

クラシカルなツイード素材を夏らしく軽やかに見せているのが、ウエストの肌見せ。腕の動きでほんの少し見える程度のなので攻め過ぎにならず、小粋なムードを演出しています。

足元は同じくホワイトのサンダルをセレクト。クロスするストラップが華奢な足首を演出し、透明ソールがモダンさを添えています。またウエッジタイプなので、砂に埋まることなく実用性も。手元にゴールドをレイヤードして品格を後押しし、高級ヨットの並ぶエルキュール港というロケーションに映える、華やかでヘルシーなルックを完成。

■2:インパクト大!ドラマティックオレンジはミニを選んで軽快に

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無造作なヘアで抜け感を加え、こなれたムードを演出

2022年7月1日の同大会2日目にはドラマティックなフリル使いのドレスで登場。鮮やかなオレンジがひと際グラマラスな印象を授けるドレスアップスタイルです。

アメリカンスリーブのタンクドレスをベースに、ゴージャスなフリルがボディを包むようにあしらわれた華麗なワンピース。タイトなシルエットながら、斜めにデザインされた装飾で着痩せ効果が期待できます。

視線を奪うチアフルカラーは膝上のミニ丈でコンパクトに装ってシックさをキープ。アイコニックなロゴプリントが施されたプラットフォームのサンダルでモダンさを添え、プレイフルにまとめています。

■3:大人の最愛カラー「ネイビー」をリラックス&モードの絶妙なさじ加減で

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王子の隣で気取らないスマイルを見せていました。

2022年7月1日の同大会3日目には、アルベール2世とともに出席。グラフィカルなロゴが大胆にプリントされたロングワンピースが都会的な印象です。

ネイビーブルーをベースにした配色のワンピースは、襟元、袖口、ウエストなどにあしらわれたパイピングのデザインで遊び心のきいた柄をキリッと引き締めています。足元はブラックのプラットフォームサンダルでプリントの魅力を引き立てるとともにスタイルアップも叶えて。

ヘアは無造作なお団子にまとめて、バランスよく。ワンピース色味のなかからピンクをネイルとリンクさせて可憐に。ダイヤモンドのテニスブレスレットが優美な煌めきを添えています。


名門ソルボンヌ大学で哲学を学び馬術家としても活躍、文武両道なうえに3人の母親という一面もあるシャルロット・カシラギ。抜群のセンスでエフォートレスに着こなす、モナコのサラブレッド流フレンチスタイル、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田 朝子