1点投入するだけでスタイリッシュなムードを演出してくれるハット。特に日差しが強い今の時期はさりげなく、気負わず取り入れる好機です。ラフィアやストローといった見ためにも涼しげな「夏素材ハット」で存在感際立つスタイリングに仕上げていた、ファッション賢者3名をチェックしていきましょう。

■1:ナオミ・ワッツは…白黒コーデに涼感と軽快さをプラスして夏らしく

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胸元にはサングラスをかけて、紫外線に気をつけている模様

ニューヨークのストリートで愛犬を散歩中の女優、ナオミ・ワッツをキャッチ。ホワイトブラウスにブラックのミディ丈スカートという端正な出たちで現れました。

ブラウスにはうっすらと柄が入り、ほんのり肌が透ける素材で繊細な印象。袖口とフロントにあしらわれた手の込んだ細かな装飾にリッチ感が光ります。合わせたスカートも、広がりすぎず、タイトすぎない絶妙なシルエットと膝下の上品な丈感に洗練されたムード。

足元はナチュラルな素材のソール&ブラックストラップのサンダルで夏の香りを漂わせて。さらにハットを取り入れることで、ハンサムなムードが加わり着こなしをクラスアップ。ハットのリボンはブラックでサンダルとリンクさせています。

フリンジのチャームがポイントのクロスボディバッグもブラックを選び、色味とテイストを合わせて。シンプルな白黒モノトーンながら、アイテムのセレクトにこだわりを感じられる、シックな装いを完成。

■2:アレクサンドラ・ラップは…レディライクな白シャツをハットで辛口に味付け

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肌に馴染むピンクゴールドのウォッチが品格を添えて。

パリ ファッションウィークに登場したブロガーのアレクサンドラ・ラップ。気品溢れるフェミニンスタイルにハンサムなハットで切れ味を加えたスタイリングです。

きっちりと上までボタンを留めたホワイトシャツにミディ丈のベージュスカートの組み合わせはグッドガール風なムード。ハットのリボンや、かごバッグのハンドルのブラックが、柔らかなコーディネートに都会的なアクセントを添えています。

かごバッグにチャームのようにあしらったマイクロバッグ&ドット柄のパンプス、さらに頭頂部(クラウン)がストレートのカンカン帽風なハットが遊び心をプラス。クラシカルながら、小粋さの漂う装いにまとめています。

■3:ヤスミン・フォン・シュリーフェン-ナネンは…プリントワンピースが主役!都会のバカンスルックに

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スタッズサンダルがモード&エッジーなスパイスに。

2022年7月8日、ドイツ出身のPR会社のファウンダーであるヤスミン・フォン・シュリーフェン-ナネンをベルリンで撮影したスナップです。中折れ帽にロングワンピースを合わせた、華やかでリラクシングな装いです。

ワンピースのホワイト&ブラックの配色から、アクセントカラーをブラックで統一。ハットのリボンやウォッチ、サンダルの色味を揃えることで、ワンピースの大胆なパターンを際立てるのに成功しています。

インパクトある一着をこなれて見せているのが、ナチュラル素材のハットとかごバッグ。今っぽい抜け感を漂わせ、ストリートに映えるスタイリングに。


「夏素材のハット」を取り入れて、涼感漂う夏コーデに仕上げた3名のスナップをご覧いただきました。かごバッグ同様、意外とあらゆるカラーやテイストに馴染むので、気軽に楽しめるこの季節にぜひトライしてみてくださいね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田 朝子