印象や表情が華やぐ「ボリューム袖」ですが、バランスが取りにくい、着膨れが心配…という懸念点もありますよね。ご紹介する3人のお洒落賢者たちがどう着映えを叶えていたかチェックしてみましょう。
■1:ソニア・ライソンは…挑戦しやすい、ボリューム控えめなブラウスから始めてみる
インフルエンサーのソニア・ライソンをベルリンでスナップ。シャツ、パンツ、スニーカーの定番スタイルがこなれて見える理由を紐解きます。
彼女が選んだボリューム袖アイテムは、初心者でもチャレンジしやすい、ボリュームが控えめな白ブラウス。肩部分から膨らまず、袖口がふわっとした主張の強すぎないディテールなので、着膨れする心配もありません。さらにコンパクトなショート丈なら、脚長効果、裾アウトでも様になるメリットがあります。そこにシンプルなライトベージュのストレートパンツを合わせ、ボリューム袖ブラウスの存在感を引き立てて。きちんと感のある組み合わせに、あえてタフな表情のハイテクスニーカーをプラスすることでこなれたムードを高めました。
■2:ヴィクトリア・バーバラは…引き締める箇所を作ると美バランスにまとまる
第75回カンヌ国際映画祭開催中にキャッチされた、モデル、ブロガーのヴィクトリア・バーバラ。たっぷりとしたボリューム袖のワンピースを取り入れ、絵になるスタイルを叶えました。
フェミニンな印象のボリューム袖ワンピースは、ニュアンス漂うサンドベージュ、抜け感の宿るリネン素材を選ぶことで程よくカジュアルダウンすると好バランスです。さらにスクエアネックでスタイリッシュさを添えたり、きゅっとくびれたウエストのディテールで甘さを引き算しているので、大人らしい表情に着地しています。
ボリュームのあるシルエットのワンピースには、華奢ストラップのサンダルを合わせメリハリを演出。そして夏らしさ高まる天然素材のクラッチバッグを小脇に抱えることで、粋な雰囲気を醸しました。
■3:アナベル・ローゼンダールは…キレの良いカラーとシャカシャカとした辛口な黒パンツで格好良く振り切る
パリ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチされたインフルエンサーのアナベル・ローゼンダール。ボリューム袖とフレアラインがフェミニンなブラウスを、スタイリッシュに着こなしていました。ともすれば甘さが強くなるボリューム袖ブラウスは、光沢のある素材、キレの良いイエローを選びつつ、ナイロン素材の黒パンツ合わせで格好良くまとめるとモード感が際立って、大人らしいバランスに整います。さらにシューズも黒で繋ぎ、エナメル素材で重厚感を足すと都会的。
仕上げに鮮やかなオレンジのクラッチバッグでキャッチーさを上積みし、着映えコーディネートを完成させました。
大人に似合う「ボリューム袖」アイテムの着こなしをご紹介しました。いつもの着こなしにマンネリしているときや、華やかさを高めたいときにぴったりなので、是非参考にしてみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香