【目次】
- 【基本】大人のひとつ結び
- 【1】疲れたおばさんならない! 簡単ひとつ結び
- 【2】「後れ毛」を残した、老け見えしないひとつ結び
- 【3】「ヘアアクセ」を使った、華やかなひとつ結び
- 【4】ひと手間でボリュームアップ! 仕事にもぴったりの上品なひとつ結び
- 【5】洗練「ウェットヘア」ひとつ結び
【基本】大人のひとつ結び
■耳元を「ゆるっと」引き出す。これだけで、こなれたひとつ結びが完成
\BEAUTRIUM Aoyama St.の山本修史さんがレクチャー!/
普段はさっと結べて、お出かけや特別な日には巻くこともできるなど、アレンジの幅がある肩ラインのミディアムヘア。ただ結ぶだけでも、毛束の引き出し方や結ぶ位置によって、雰囲気を変えることができる、万能スタイルです。ですが、ただ結ぶだけとはいかないのが40代。艶なし、薄毛、輪郭のたるみなど、隠したい悩みが盛りだくさんですよね。今回、BEAUTRIUM Aoyama St.のスタイリスト・山本修史さんが提案してくれたのは、それらの悩みが気にならない「老け見えしないひとつ結び」。「手グシで集めてざっくりと結ぶだけなのに、ラフで無造作に仕上がる。余計なことをしなくても、おしゃれに、今っぽくなれるシンプルなひとつ結びをオススメします。40代の方に多い髪の悩みがカバーできるだけでなく、簡単にできるのも魅力です」(山本さん)。
重めのスタイルだときっちり感が出て古臭い印象になってしまいますが、毛先を軽くカットした肩ラインのミディアムヘアなら、結ぶだけで今風の毛束間、ラフなシルエットに仕上がるのだそう。それでは、山本さんが提案する、ラフで今っぽい大人のひとつ結びをご覧ください。「耳を半分出すか出さないかで全体の印象が変わります。耳が出ていると古臭い印象に見えたり、気になるフェースラインを目立たせる原因にも。逆に、引き出す量を間違えると疲れた雰囲気にも見えてしまうので、注意してください。毛束を引き出すときは、耳に少しかかるくらいのところまで、ゆるっと出すのが正解。この一手間で、大人の余裕、色気、上品さも表現することができますよ」(山本さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>ヘアオイルを髪全体になじませる
<STEP.2>ゴムでひとつ結びにする
<STEP.3>毛束を数回に分けて引き出す
<STEP.4>耳にかかっている毛束をつまんで、ゆるめる
<40代のひとつ結び アレンジのコツ>
「みずみずしさと艶感を出すために、髪全体にオイルをなじませます。クセがなく、ストレートな髪質の場合は、オイルをつける前にアイロンで巻くと、毛束を引き出したときにニュアンスが出ますよ。短めのミディアムヘア、伸ばしかけの方にもオススメのアレンジです」(山本さん)。
「まとめて結ぶ」「ゆるっと引き出す」「ピンで留める」。たったこれだけで若返る!大人のひとつ結び
【1】疲れたおばさんならない! 簡単ひとつ結び
\ROIの小西浩純さんがレクチャー!/
■後れ毛がこの長さだから老け見えしない!ラフでこなれ感のあるひとつ結び
肩ラインのボブスタイル。長いわけでも短いわけでもない、この微妙な長さに「アレンジしにくい」と思っている方も多いのでは? 手っ取り早く結んでも、後れ毛のせいで“疲れたオバさん”にまっしぐら…。そんな悩みを解決してくれるのは、表参道にある美容院・ROIのデザイナー小西浩純さん。小西さんが教えてくれるのは、あえて後れ毛をたくさん出したひとつ結び。「後れ毛をそのままにしていたら疲れたオバさんですが、コテで巻いてワックスをなじませれば“狙ったオシャレ感”が出るんです。ボブは他のレングスとは違い後れ毛が短め。あえて多めに引き出すことで、ラフさとこなれ感のあるスタイルになります」(小西さん)。
後れ毛を巻くことでオバさんからこなれた雰囲気に。短めの後れ毛を多めに引き出した、ボブならでは後れ毛アレンジをご覧ください。「せっかく後れ毛を引き出しても、毛先がパサパサしていたり広がっていると台無し。疲れた印象に見えてしまうので、毛先や後れ毛にはしっかりとワックスを揉み込んで。たっぷりつけると、みずみずしさやツヤがプラスされ、老け見え防止になります」(小西さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>手ぐしでゆるっとまとめてひとつ結びにする
<STEP.2>頭頂部の毛束をつまんで引き出す
<STEP.3>生え際に沿って後れ毛を細かく出す
<STEP.4>コテで後れ毛にニュアンスをつける
<STEP.5>毛先をワックスで散らす
<40代のひとつ結び アレンジのコツ>
「狙ったところにニュアンスをつけるなら、後れ毛をしっかりと巻くのが正解。できるだけ細めのコテで、毛先を外ハネ、内巻きワンカールと交互に巻きましょう。毛先に動きが加わって絶妙な毛流れになります」(小西さん)。
【2】「後れ毛」を残した、老け見えしないひとつ結び
■前髪から繋がるように後れ毛を残せば大人の休日ヘアに
\MINX 銀座二丁目店の徳永利彦さんがレクチャー!/
後れ毛があるだけで、ぬけ感のある大人スタイルになります。問題は、どこの部分をどれだけ残すか。この後れ毛問題を解消してくれるのがMINX銀座二丁目店 店長 トップデザイナーの徳永利彦さん。「もみあげ、耳の後ろ髪をほんのひとつまみずつ残すだけで雰囲気が変わります。残した後れ毛は、アレンジの最後にカールアイロンで巻いておくと束感が出せるので忘れずに」(徳永さん)。髪そのもののボリュームはあるものの、頭頂部がペタッとなりやすいモデルさんの髪。「髪を束ねたら、結び目から毛束をひとつまみずつ引き出しておくと、頭頂部がふっくらしてボリュームアップできます」(徳永さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>襟足のあたりで髪を束ね、耳の後ろからひとつまみの毛束を戻す
<STEP.2>襟足のやや上あたりで髪を束ねる
<STEP.3>束ねたゴムを抑えながら頭頂部からひとつまみずつ毛束を引き出す
<STEP.4>側面も毛束をひとつまみずつ引き出す
<STEP.5>後れ毛をカールアイロンでリバース巻きに
<40代のひとつ結び アレンジのコツ>
「後れ毛をカールアイロンで巻いておくと毛束感だけでなく、ツヤも出るので大人のまとめ髪の仕上げには欠かせません」(徳永さん)。
残すべき「後れ毛」を見極めれば、ひとつ結びが老け見えしない!
【3】「ヘアアクセ」を使った、華やかなひとつ結び
■ハーフアップ+ひとつ結びで、広がりやすい襟足を引き締める!
\ACQUA aoyamaの小室里奈さんがレクチャー!/
頭頂部はボリュームが出にくいのに、襟足部分は毛量が多くて広がりやすい…そんな大人の髪悩みを一気に解決できるヘアアレンジがハーフアップ。とは言え、ただ髪を束ねるだけでは、素っ気なさ過ぎ。そんなジレンマに、ACQUA aoyamaの小室里奈さんが応えてくれました。「束ねた結び目に付けるだけで印象が華やかになる、ヘアアクセサリーのマジェステがおすすめです」。ただし、ただギュッと束ねた髪に付けるのではなく、「なで付けるように髪を束ねないで、手ぐしで無造作に髪をまとめて、ルーズ感のあるまとめ髪にマジェステを付けると大人のぬけ感が生まれます」髪が細いため、ダメージに弱く傷みやすいモデルさんの髪質。「ただ束ねるだけだと、ボリュームのなさを強調してしまうので、くるりんぱをして結び目に表情を作ったり、トップの髪を引き出してボリューム感をつくると、印象が華やかになります」(小室さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>耳の先端より上の髪を束ねてゴムを結ぶ
<STEP.2>結び目の上に穴をつくる
<STEP.3>穴に毛束を通して、くるりんぱをする
<STEP.4>襟足の髪と一緒に束ねる
<STEP.5>ひとつ結びにした結び目にマジェスタを付ける
<40代のひとつ結び アレンジのコツ>
「クセやうねりがなく、真っ直ぐな毛質の方は、アレンジをする前にカールアイロンなので毛先を巻いておくとふんわりとしたニュアンスがつくれます」(小室さん)。
「ハーフアップ+ひとつ結び」ならボリューム不足の髪も華やかに決まる!
【4】ひと手間でボリュームアップ! 仕事にもぴったりの上品なひとつ結び
■ハーフアップを仕込むだけ!ふんわりボリュームのあるひとつ結びで、ナチュラル×ドレッシーに
\PearLのMATSUさんがレクチャー!/
普通にまとめるだけだと引っ詰めた感じになり、ペタッとボリュームダウンしてしまうポニーテール。とくに丸顔さんは、縦にボリュームを出すことで輪郭カバー効果が得られます。そこで、PearLの代表 MATSUさんが教えてくれるのは、ひと手間でふんわりボリュームが出せるポニーテールのつくり方です。「40代のひとつ結びは、きっちりまとめると老けた印象になってしまうので、ふんわりとしたボリュームを出すことが大切です。手軽にボリュームを出すには、一度ハーフアップをつくっておくのがオススメ。自然とボリュームが出せるうえ、ふんわり感がキープできますよ」(MATSUさん)。
また、下準備として軽めのジェルタイプのスタイリング剤を、根元からしっかりなじませておくことも重要なのだそう。「スタイリング剤をなじませておくだけで、自然な束感やニュアンスが出ますし、くずれにくさもアップします。適度なツヤと立体感が出せるタイプを選ぶのが、大人の女性にはおすすめです」(MATSUさん)。
それでは簡単ひと手間でボリュームのあるポニーテールをつくる方法をご覧ください。
MATSUさんが提案してくれたのは、ハーフアップを仕込んでつくるひとつ結び。「2回に分けて結ぶことで、トップが自然とボリュームアップできます。スタイリング剤をオールバックになじませてから、ハチ上の髪をハーフアップにすると、ふんわり感が出せますよ」(MATSUさん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>スタイリング剤を全体になじませる
<STEP.2>ハチ上の髪をハーフアップに
<STEP.3>ひとつにまとめて結ぶ
<STEP.4>結び目に毛束を巻きつけて留める
<STEP.5>トップを引き出して整える
<40代のひとつ結び アレンジのコツ>
「ジェルタイプのスタイリング剤をなじませておくことで、潤いとツヤが出るので40代の方にはオススメです。少しサイドに寄せて結ぶと、よりドレッシーな雰囲気に仕上がります」(MATSUさん)。
ひと手間でボリュームアップ!丸い輪郭を強調しない、簡単「ひとつ結び」
【5】洗練「ウェットヘア」ひとつ結び
■フレッシュさと洗練感がグッと高まる「まとめ髪ウエット」
ひと言で「ウエットヘア」といえど、スタイリングしだいでさまざまな仕上がりに。基本の4つのウエットヘアスタイルのつくり方とスタイリング剤の選び方をマスターして、自分に似合うウエットヘアを見つけませんか? 今回は、フレッシュさと洗練感を高める「まとめ髪ウエット」ヘアについてお届けします。
髪全体にウエット感を出して束ねる「まとめ髪ウエット」は、シンプルなのにきちんと感とモード感を両立。ノーセットのままオイルをつけて束ねるだけなので、時間がない忙しい朝の切り札にもなります。
<アレンジ方法>
<STEP.1>オイルを10滴ほど手にとる
<STEP.2>髪全体にオイルをなじませる
<STEP.3>コームを使ってタイトにまとめる
<STEP.4>おくれ毛をつまんで毛束感を出す
忙しい朝に最適!大人女性に似合う髪型【フレッシュさと洗練感がグッと高まる「まとめ髪ウエット」】
- TEXT :
- Precious.jp編集部