『Precious』本誌のほか、ファッション誌を中心に人気スタイリストとして活躍する望月律子さん。望月さん自らがコーディネートしてくれるファッションレンタルサロン「Allons-y(アロンズィ)」のオーナーでもあります。本連載ではサロンでひとりひとりと対話するなか望月さんが実感した、大人の女性のファッションの悩みにこたえるべく、今求められているおしゃれアイデアや着こなしを提案します。
第6回は「羽織りものとしてのシャツ」のドレスアップにクローズアップ。最近、海外インフルエンサーのあいだでもトレンドな、注目のスタイリングです。「シャツはジャケットよりもラフに見えつつ、襟のきちんと感もあるので、アウターとしてみるのも面白いです」(望月さん)
残暑の日も風通しよく、心地よく羽織れるシャツのフレッシュな活用法。今どきの抜け感とちょうどいいきちんと感漂う「羽織ものにするシャツ」のドレスアップ術を、望月さんのコーディネートとともにご紹介します。
■1:一枚で人気のオールインワンを華麗にアップデート
「華やか素材のシャツをオールインワンにオン。人気のオールインワンはそれだけでこなれて見えるアイテムではありますが、ソフトジャケット感覚でシャツを羽織るとより装いに奥行きがでます」(望月さん)
エレガントなシャツと今っぽいオールインワンの、意外な組み合わせ。シャツの優美な素材感が格別の着映え力を発揮しています。
「シアー生地など肌が見える素材が旬ですが、一枚でまとうのが不安なことも。そんなときは、きちんと感をキープする襟のあるシャツで取り入れつつ、ボタンをあけて今っぽく着崩してみては?」(望月さん)
ゴールドのネックレス&バングルでマチュアな輝きを散りばめながら、バッグと足元もくすみトーンで揃えて、シックな配色にまとめています。
■2:エアリーなシャツでビターな装いを柔らかく演出
「ジャストなサイズ感のブラックシャツ。ボタンをあけて着ると、透け素材がふわっと揺れるのでタイトなシルエットでも軽やかに見えます」(望月さん)
オーバーサイズでない分、万能に着回せて、よりフォーマルな印象が漂う一枚です。
「モノトーンのシャープでベーシックなコーディネートです。テーラードジャケットを合わせてもいいのですが、代わりにシャツを羽織ることで今っぽく着映える装いに」(望月さん)
シャツがフェミニンさを添え、存在感あるパールのネックレスがエレガンスを後押し。ありきたりでないモノトーンスタイルに仕上がっています。
人気スタイリストの望月律子さんに、大人の着映えが叶う「ちょっとしたおしゃれのコツ」を指南いただく連載。第6回は「羽織ものにするシャツ」のドレスアップ術にフォーカスしました。
大人のワードローブに欠かせないシャツですが、発想を変え、今っぽく着こなしをアップデート。アウターとして羽織る新鮮なスタイリングをぜひ活用してくださいね。
●この企画で掲載しているアイテムは望月さんのレンタルサロン「ALLONS‐Y」でレンタル可能です。
望月さんのInstagramにもご注目ください!
思わず「真似したくなる! 」着こなし提案がたくさん見られる、望月さんのインスタグラムも好評です。ぜひフォロー(ユーザー名:ritsukomochizuki)して、日々のスタイリングの参考にご活用ください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 黒石あみ(小学館)
- WRITING :
- 神田 朝子