Tシャツスタイルに秋らしさを加えるべく、海外のお洒落賢者たちは配色や素材にこだわったり、羽織りを活用していました。いずれも簡単なテクニックばかりなので、早速チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
■1:レナ・ゲルケは…夏の装いのまま渋色を活用して季節感を移行
ドイツでスナップされた、モデル、そしてアパレルブランド『LeGer』を手掛けるレナ・ゲルケ。暑くても秋らしくしたい、というときには彼女のように配色にこだわるのはいかがでしょうか。ゆったりシルエットでリラックス感のある白Tシャツは、淡いベージュの刺繍ロゴがさりげないアクセントに。そこに刺繍の色と揃えた緩やかに広がるフレアパンツを合わせ、フェミニンをひとさじ。シューズも同色で繋ぎ脚長効果を加えながら、ポインテッドトゥを選びスタイリッシュさを添えるとラフに傾きすぎません。
渋色カーキのトートバッグをプラスすれば、着こなしに深みが生まれたちまち秋らしい表情に変わります。キャップ、左右で異なるイヤリングをプラスし、顔周りにもポイントを作れば、端境期の大人カジュアルが完成です。
■2:アナベル・ローゼンダールは…ジャケットで秋を醸しながらデニム素材でTシャツに馴染ませる
2022年8月10日、コペンハーゲン ファッションウィーク開催中のストリートに現れた、インフルエンサーのアナベル・ローゼンダール。プラスαのジャケットで、Tシャツスタイルを秋顔に導きました。夏の相棒である白Tシャツにジャケットを重ねるだけで、楽々季節感のシフトに成功です。クラシカルなシルエットながらも、デニム素材だからこそTシャツによく馴染んでいます。ややルーズなサイジングには、黒のミニスカートを合わせメリハリを作りながら軽やかさをアピール。
足の甲を美しく飾るチェーン付きの華奢ストラップサンダルに、横長のエナメルクラッチバッグを合わせエレガンスをトッピング。さらにゴールドとシルバーの大ぶりボールチェーンネックレスを加えれば、モード感が際立ち絵になるスタイルが出来上がります。
■3:ユーウェイ・ジャンジョウは…シックな黒を軸にしながら秋らしい素材を活用
ミラノ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチされたブロガー、インフルエンサーのユーウェイ・ジャンジョウ。色、素材、柄を駆使しTシャツスタイルを秋らしくアップデート。コーディネートの軸となるトップスとパンツは、シーズンレスな黒をチョイス。さらにレザーボトムスを選ぶことで、重厚感のある秋の表情へとブラッシュアップ。
小物もレザー素材で統一しながら、アニマル柄のシューズを迎え新たな季節感を後押し。仕上げにベージュのニットプルオーバーを肩にかけてひと巻きすれば、立体感と秋らしさが高まります。
夏と秋のはざまに取り入れたい「Tシャツ」スタイルをご紹介しました。服装選びが難しい時期ではありますが、端境期だからこそできるお洒落を楽しんでみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香