7月18日、モンテカルロで開催された第73回赤十字ガラで、夫のアルバート王子と一緒にグラマラスな姿を披露したモナコのシャルレーヌ公妃。アイスブルーにクリスタルが散りばめられたドレス姿が、まるで映画『アナと雪の女王』の主人公・エルサのよう!とメディアを賑わせました。体調不良のため1年半弱モナコを離れ、療養に専念していましたが、グレース・ケリーの再来とも評されるその高貴な美貌は健在。元オリンピックの競泳選手というヘルシーな魅力に、40代も半ばになりマチュアな輝きが加わり、世界中がますます注目しています。

今回は、直近の公務で見せた装いから、彼女のトレードマーク、ブロンドのベリーショートに映えるブルーの着こなしにフォーカス。女優顔負けの優美なスタイルを紐解いていきましょう。

■1:二面性あるデザインがモードなパウダーブルーのジャンプスーツ

セレブ_1,パンツ_1,ファッションニュース_1,大人コーデ_1
大胆なバックショットは娘のガブリエラ王女と。

2022年5月29日、毎年恒例のF1グランプリにジャンプスーツをまとって登場。柔らかく、好感度の高いパウダーブルーが彼女の繊細なエレガンスを引き立てます。フロントの印象と裏腹な、背中合わせの襟で大胆に開いたバックが小粋なデザイン。可憐なパフスリーブとフレアなラインのパンツがノスタルジックな印象を高め、洒落感をアップしています。足元はほとんど見えませんが、服の絶妙なトーンを邪魔しない。ニュートラルカラーのシューズをチョイス。イヤリングとリングで白い輝きをトッピングして、清楚で気品溢れる装いを完成。

■2:コバルトブルーのプリントワンピースにパンツを重ねてアクティブに

ファッションニュース_2,セレブ_2,パンツ_2,ワンピース_1,大人コーデ_2
赤リップでフェミニンさを添えて。

2022年5月28日、F1グランプリ予選に現れた際のコーディネートです。グラフィカルなプリントが印象的なワンピースにホワイトのパンツをレイヤードした、気負わないスタイルを披露しました。色味をブルー、ブラック、ホワイトの3色に抑えることで洗練されたムードに。ポインテッドトウのブラックパンプスでビターなスパイスをプラス。クラッチバッグもブルーで揃えてミニマル配色がすっきり見えを叶えます。ワンピースは縦長シルエットで、そのIラインをパンツが引き継ぎ、スタイルのよさが際立つ抜群のバランスにまとめています。

■3:インテリジェンス香るネイビーブルーのAラインワンピース

ワンピース_2,ファッションニュース_3,セレブ_3,大人コーデ_3
ナチュラルなメイクにシルバーのイヤリングが清々しい輝きを添えて。

2022年5月7日、自身の財団がスポンサーの青少年スポーツイニシアチブである「Sainte Devote Rugby Tournament(サント デボーテ ラグビー トーナメント)」に出席。ネイビーブルーのAラインドレスと黒のパンプスの装いです。知的な魅力を高める、グレーがかったシックなネイビーブルー。同じトーンのベルトで控えめなアクセントを添えると同時に、ウエストマークでスタイルアップを実現しています。キトゥンヒールのモードなパンプスが、ありきたりでないスタイルを演出。シンプルなワンピースの装いながら、ダークトーンのブルーが、プラチナブロンドヘアの美しさを強調しています。


健康問題のほかアルベール王子との不仲説など、様々な憶測が飛び交うなか公務に復帰し、それらを一蹴する絶対的な美で周囲を圧倒したシャルレーヌ公妃。コロナ禍の一時期はモヒカンヘアに挑戦するなど、他のロイヤルにはない思い切りのいいスタイリッシュさに魅了されます。彼女の優美な面をアピールする端正なブルースタイルも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田 朝子