シンプルだからこそストレートに、その完成されたデザインの美しさ、そしてしなやかな強さが伝わってくる“クラシック”コレクション。名実ともに「ブレゲ」を代表するこの不朽の名品に、自分で簡単にストラップを付け替えることができる「ラピッド・インターチェンジャブルシステム」を取り入れたモデルがいよいよ登場しました!
ひとつの時計でさまざまなスタイルを楽しめる、ラグジュアリー「着せ替えウォッチ」
近年、さまざまなウォッチメゾンが意欲的に取り入れてきたインターチェンジャブルストラップですが、「ブレゲ」が今回初めて採用したのは、一切の無駄を削ぎ落とすことでかえって洗練を印象づけるこの“クラシック”コレクションでした。
「トゥールビヨン」の発明をはじめ、時計史に数々の金字塔を打ち立てた創業者のアブラアン-ルイ・ブレゲ。彼は稀代の天才時計師であると同時に、極めて才能に溢れる時計デザイナーでもありました。初代ブレゲが考案した時計のデザインのなかでも最も象徴的なのは、穴があいた丸いモチーフを先端に配した「ブレゲ針」。これは他メゾンの作品にも多く取り入れられ、「ブレゲ針」は固有名詞として定着しました。
他メゾンでも、自らの作品の説明に「ブレゲ針」という名詞は当然のように用いられていますが、このようなケースは時計界では類がなく、初代ブレゲが遺したヘリテージの偉大さを物語っています。
クオーツ式の時計は一切製造したことがない「ブレゲ」。この新作、“クラシック 8068”にも、高精度、高耐性、高耐磁性を誇る自動巻きムーブメントが搭載されています。時計裏面はサファイアケースバック。さまざまな部品に施された面取りや「コート・ド・ジュネーブ」模様など、美しい装飾仕上げを目で楽しむことができます。
シックなブラックと鮮やかな綺麗色を自由自在にまとう
“クラシック 8068”は、インターチェンジャブルを初採用したことだけではなく、まさに「クラシカルモダン」を体現する新しい表情も魅力です。これまではブルーサファイアがあしらわれていたリュウズには、カボションカットのダイヤモンドを用い、さらにラグジュアリーな横顔に。「ブレゲ」特有のアラビア数字インデックスと「ブレゲ針」が織りなすエレガントなコントラストに、12 時位置の小さな楕円モチ ーフがさりげない主張を添え、ノーブルなオーラを漂わせます。
ケースはローズゴールド、ホワイトゴールドの2モデルでの展開。ローズゴールドにはピーコックブルーとラズベリーピンクのアリゲーターストラップが、ホワイトゴールドにはティールブルーとビザンティンパープルのアリゲーターストラップがそれぞれ付属されています。
■1:華と艶が横溢するローズゴールド
■2:クールで知的なホワイトゴールド
贅沢にダイヤモンドをあしらいながら、端正で気品溢れる“クラシック 8068”は、まさに「働く手元」にふさわしい才色兼備なタイムピース。その日のコーディネートに合わせて「着替える」という楽しみが加わり、またひとつ華麗な進化を遂げました。
※掲載商品の価格は公開時点のもので、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト