ヘアスタイル、変えたいと思うこともあるけど、私は美容院が苦手なの。自分でぐちゅぐちゅってやるの。洗い髪でそのままやればいいから便利よ。気づいたらこうなってたのよ。横着者なんですよ。美容院に行く時間があったらポカーンとしていたい。

自宅の中心で話す島田さん

お月さまの下で1か月に一回髪を切ると髪を切ると、幸福になるみたい。魔法使いのおばあさんがそう言ったのね。あ、魔法使いじゃなくて、占いの人。だから、「あ、満月だ」と思ったら自分で毛先だけパチッって切ったり、時には忘れちゃって10cmくらい切ったりも。だって幸せになりたいから。ごみ箱持って、パサッて切るのよ。髪をまとめるときはつっこんじゃうから、そろってなんかいないです。

髪型について話す島田さん

以前は、中国人の方が大昔、失敗しそうになると引っ張ってくれるというおまじないで髪を編んでいたと聞いて、三つ編みにしていたの。それは幸せになりたいから、それでなれるなら、やっておいたほうがいいかなって(笑)。友人にも美容師の方が多いんだけど、せいぜいシャンプー買いに行くくらい。こんなに適当な感じでいいのかなって思うんですけどね。浮世の人は、ちゃんと朝起きて働いているのに、スタートする時間帯も遅くてすごく罪悪感もあるけど。でもまぁ、いいじゃない? 年だから、遠慮せずにずうずうしく。

 

私らしいスタイルというのは、いろいろトライしてみた結果、こうなったという感じですかね。公式がないから、難しいわよね。うちの子も意外なものを組み合わせたり、工夫したりやってるわね。でもカットのいい服は大事よ。私は、扁平な服は、同じTシャツでもすごく嫌い。そういう好みはありますね。カットがいいっていうのは、自分の体にフィットしてるというか、似合う形のこと。襟の空きが自分に合っているか、とか。今着てるような、ジャージィのワンピースもふだん着たことないのよ。今日も取材の時間を間違えちゃってて、たまたまサンプル用に作ってあったのを見つけて着てみたのよ。このジャージィ素材のTシャツを作ったの。

照れる島田さん

さっき気づいたんだけど、後ろ前に着てたの。タグが前にあるでしょ。たいして胸がなかったり、お尻がなかったりするから、後ろも前も同じで着られちゃった(笑)。この色はすごく好きね。青みがかったグレー。紺になりきれない紺とか。グレーになりきれないグレーとか。自分らしさといっても、そんなものよ。あんまりシンプルだから、賑やかそうかなと思ってm大ぶりのイヤリングしただけとか。このイヤリングもジュエリーじゃなくて、全部イミテーションよ。こういうのしていると、目線がそっちにいくから、いいかなって。そんなにスタイルに決まった形があるわけでもないんです。

 

好きなものでいうと、道具は好きね。カメラも一時いろいろ買ったけど、全部引き出しに入ってるわ。あと、包丁もお皿も好きだし、台所用品も好き。何かついつい集めちゃうんです。最近、一軒、家を畳んだので、そこにあったものをかついできたから、この部屋には、モノがいっぱいあります。

クリスマス小物

動物ものはなんとなく手が出ちゃうわね。クリスマスのころ子供たちにあげようと思って、ゾウの人形を買ったの。そういうくだらないものをいろんなところで買っちゃう。価値とか値段関係なくね。たぶんこれも¥1,000くらいね。

動物の人形たち

グラスも大好きなの。これ東京で買ったのよ。なんか同じ水でも、飲むのが楽しくならない? そういうモノに目がありません。

島田さん愛用のグラス

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この記事の執筆者
1941年7月7日生まれ。杉野学園ドレスメーカー女学院デザイナー科卒業。1966年、渡仏。1968年、パリの百貨店・プランタンの研究室へ入る。1970年、デザイナー集団マフィア入社。1975年、キャシャレル社入社。1976年、女児出産。1981年、パリに「JUNKO SHIMADA DESIGN STUDIO」設立。パリにて初めて「JUNKO SHIMADA」コレクションを発表。東京にて初めて「49AV.JUNKO SHIMADA」コレクション発表。1988年、山地三六郎氏と結婚。1996年、日本ファッションエディターズクラブデザイナー賞(FEC賞)受賞。2010年、孫が誕生。2012年、フランス文化勲章シュヴァリエ授与。2013年、東京オリンピック招致委員ユニフォーム監修(AOKI)。2016年、パリコレクション70回・35周年を迎える。 好きなもの:子供、友達、仕事、食事、料理、包丁、皿、台所用品、動物のもの、ガラス
クレジット :
撮影/篠原宏明(静止画) 動画制作/OUNCE 構成/安念美和子(LIVErary.tokyo)