ココロやカラダのあちこちに感じる不調…認めたくないけれど、私たち絶賛「更年期」!『第二のお年頃』、もっと語ってラクになろう!

 

冷房のきいたなかでも、なぜか汗が止まらない! そこまで悲しくないドラマでなぜか号泣。超保湿化粧水を使っても全然潤わない! 私いったいどうしちゃったの?異変の原因は、「更年期」かもしれません。いいえ、たぶん、きっと更年期。それならばツライのはアナタだけじゃありません。プレシャス世代なら、だいたいみんなツライです。

でも、苦しいことも人に話せば少しは気がラクに! 人に話す効用って意外にも大きいものです。そこで、雑誌『Precious』10月号では【『第二のお年頃』、もっと語ってラクになろう!】を特集!我慢は禁物、恥じらいも無用です。今こそ更年期のリアルを語り合いましょう。

今回は、モデル・タレントとしてご活躍のアン ミカさんに、「更年期」についてのお話をうかがいました。

AHN MIKAさん
モデル・タレント
(アン ミカ)テレビで見ない日はない人気者。1972年、韓国出身大阪育ち。「漢方養生指導士」など多数の資格を保有。ポジティブなキャラクターと発言が多くの人に支持される。『365日、アン ミカ思考で幸運体質! ポジティブ手帳2023』(小社刊)が9月29日発売予定(記事末に予約リンクあり)

アン ミカさんも語ります!「ひとりで悩んだらあかん。ツライことこそシェア。人とつながってラクになろう!」

スキッパーニット¥97,900・スカート¥154,000(コロネット〈CIVIDINI〉)、ペンダント¥3,748,800・イヤリング¥3,484,800(ヴァン クリーフ&アーペル)、靴¥130,900(セルジオ ロッシ)リング(私物)
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大人の女性として成熟する40~50代。気持ちは常に前向き、でも、体と心には異変が起きている? それが、更年期。大波に揺られる小舟のように不安定なお年頃なのです。常に元気な印象のアン ミカさんも、ちょうど50歳で更年期ど真ん中。

「私もズバリお年頃ですから、通販番組の本番中に汗がドッと吹き出したり、そういうことはあります。でも、この年齢だったら当然のことですし、同じ年頃のナビゲーターさんと笑い飛ばしちゃってます」。

しかし、笑い飛ばせるのには、アン ミカさんなりの理由があるよう。

「実は、30代の頃に甲状腺の病気を患い、そのときに気・血・水や五行などの漢方の考え方を深く勉強し、以来日常的に実践しているのです。今も体の声を聴き、いたわることを第一に生活しています。そうした毎日の養生が、『今日も大丈夫!』という自分へのお守りにもなるし、実際に体調が悪化しない秘訣にもなっています」

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かつては口に出すのもタブーとされていた更年期。近頃は、テレビでも取り上げられるようになり、多くの有名人も体験を語り始めています。アン ミカさんは若い頃に病気を経験したことから、苦しい状況を口に出す大切さを実感しているそう。

「私の病気は見た目にはわからない、けれど体は疲れやすくしんどいんです。昔は『なまけ病』なんていわれていたんですよ。だから、ツライ状態を理解してもらえない苦しさは身にしみてわかります」。

だからこそ、苦しいときに人とつながる大切さを感じているそう。

「韓国でよく聞く言葉に『病は口に出せ』というのがあります。口に出すと周りの人がいい医者を教えてくれる。ひとりで悩まずに人とつながるほうが、早くラクになれるよってことなんです。更年期のツライことも、これからはどんどんシェア。みんなで共有して乗り越えていけたらいいですよね」

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そもそも「更年期」とは?

女性は閉経を控えた45歳前後から女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少し、体と心にさまざまな不調が現れ始めます。平均50歳で多くの人が閉経を迎えますが、この前後5年ずつの約10年間を更年期と呼びます。

月経周期にバラつきが出てきたら、そろそろかな…と心づもりをしましょう。この時期、脳がエストロゲンを出してと頼んでも、卵巣は応えられない状態に。そこで脳が混乱し、さまざまな不調を引き起こします。やがて閉経するとエストロゲンはほぼゼロに。

更年期は女性ホルモンがある状態からない状態に慣れていくための10年間とも考えられます。初潮から閉経までの約40年間、病から体を守り若々しさを保ってくれたエストロゲン。今それが徐々になくなりつつあるのですから、さまざまなトラブルが起こるのはありうることです。(産婦人科専門医:高尾美穂先生)


きっと共感の嵐。リアルすぎてちょっとおかしい!?「更年期あるある」

皆さんからお寄せいただいた「更年期あるある」をシェア!

「体が意のままに動かないことが増えた。特に寝起きに体のぎくしゃくぶりが激しく、朝からまるでロボットダンス」(M・M 52歳)

「健康診断で骨量の低下を指摘され、足腰を鍛えるのも兼ねて縄跳びに挑戦。しかし、いざやってみると、ひと跳びごとに1滴の尿もれが…! 骨だけじゃなくいろいろなところが弱っていることを痛感」(Y・S 55歳)

「骨折をする友人が出始めている。それも、低いヒールや段差で」(J・M 56歳)

「感染症対策のため検温をしなければならないとき、今ホットフラッシュが来ませんようにと祈ったことがある」(Y・K 54歳)

「冬でも寝汗で首回りがびしょびしょに。起きるのも面倒だから、そのまま寝ていると、朝には乾いている。あの大量汗は夢?と思いパジャマを嗅ぐとしっかり臭い」(W・N 49歳)

「ゴルフクラブを握った手が、そのまま固まってしまい、指が開かないことが…」(M・M 54歳)

「11月なのにノースリーブの友人がいて、寒くない? って聞いたら、『私たちチームK(更年期)だから大丈夫でしょ!』って明るく笑っていた。それから、『チームKだから仕方ない!』と、気持ちを切り替えられるようになった」(Y・K 56歳)


『365日、アン ミカ思考で幸運体質! ポジティブ手帳2023』(小社刊)が9月29日発売

『ポジティブ手帳 2023』365日、アン ミカ思考で幸運体質! ¥1,980
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テレビで見ない日はないというほどご活躍のモデル・タレントのアン ミカさんが、昨年に引き続き『ポジティブ手帳 2023』を発売!発売日は2022年9月29日(木)で現在、予約を受付中です。

詳細はこちらから!

PHOTO :
前田 晃(MAETTICO/アン ミカさん分)
STYLIST :
加藤万紀子(アン ミカさん分)
HAIR MAKE :
miura(JOUER/アン ミカさん分)
ILLUSTRATION :
ミヤギユカリ
EDIT&WRITING :
木更容子、佐藤友貴絵(Precious)