雑誌『Precious』10月号では特集「季節の色と、洗練の秋を綴って」を展開しました。秋の訪れと共にまといたくなるのがボルドーやマスタードイエローに象徴されるこっくりとしたシックカラー。詩情溢れる秋色の装いに美しい日本の季節の言葉を重ねて心豊かに、贅沢に洗練の秋を楽しみます。

今回は、「ヴァレンティノ」のドレスを用いたコーディネートをご紹介します。

季節の色と、洗練の秋を綴って【夕化粧】

白粉花の別名。幼い頃、路傍に咲く小さな花の蜜を吸い、黒い種を割ると出てくる白い粉で遊んだ記憶が蘇ります。夕方に花開くことから「フォー・オクロック」という英名も。夜ごと芳しく咲き誇り、朝にはしぼむ儚さに、夕化粧という艶やかな名を得た秋の季語です。

夕方のパウダールームで化粧を直し、香水を耳たぶひとしずく…。息を弾ませオフィスを出る女友達のなんと眩しいことでしょう。

艶やかなデコルテを引き立てる黒のエレガンス

ピアス_1,バッグ_1
「ヴァレンティノ」のドレス¥627,000・「ヴァレンティノ ガラヴァーニ」のバッグ『ワンスタッズ』[縦14×横19×マチ11cm]¥403,700・同片耳ピアス¥35,200(ヴァレンティノ ジャパン)

シルエットで魅せるモダンな黒で誰よりも存在感のあるドレスアップを。流麗なラインで女らしいデコルテを強調するオフショルダーのドレスは、ほっそりとしたトップとふんわりと広がるスカートのコントラストが、このうえなく美しい立ち姿に。

●美しい季節の言葉は…
ご紹介した季節を彩る美しい言葉は山下景子さんの『美人の日本語』(幻冬舎)から選んだもの。季節の言葉と美しい日本語について綴る山下さんの本は他に『花の日本語』(幻冬舎)、新刊に『万葉の鳥』(誠文堂新光社)など。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

ヴァレンティノ インフォメーションデスク

TEL:03-6384-3512

PHOTO :
生田昌士(hannah)
STYLIST :
小倉真希
HAIR MAKE :
ヘア/JUN GOTO(ota office)、メイク/YUMI ENDO(eight peace)
MODEL :
大政 絢(Precious専属)
COOPERATION :
BACKGROUNDS FACTORY
EDIT&WRITING :
藤田由美、池永裕子(Precious)