エッジー過ぎずどこかクラシカル、タイムレスで気品をたたえた着こなしが大人気のキャサリン皇太子妃。対してメーガン妃は、ミニマルで程よくトレンドを取り入れた、モードなコーディネートが支持されています。

そんな2人が、端正な「トレンチコート」をどのように着こなしているのか。個性の表れた4ルックをご覧ください。

キャサリン皇太子妃は…華やぎを授けるカラー&ディテールをコートドレス風に着こなして

スリムフィットなシルエットのコートを、ボタンを留めベルトをしめて、ワンピースのようにまとっていたキャサリン皇太子妃。ドレスアップ感が漂う、一枚でサマになるスタイルが印象的です。

■1:ノーブルなタータンチェックにゴールドボタンで迫力を添えて

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ポインテッドトゥはチェックのなかの一色、グリーンを選んでいます。

スコットランド・エジンバラで、ディズニー映画『クルエラ』のドライブイン上映会を主催した際の装いです。英国ブランドによる、上品なブルーを基調にしたにシックな配色に、ゴールドのボタンが品格とアクセントを添えるフルレングスのトレンチコート。胸元を開け、ベルトでキュッとウエストを絞ったことでかっちりとしたデザインをフェミニンに着こなしています。耳元には故エリザベス2世より譲り受けたサファイアとダイヤモンドのイヤリングをセレクト。すっきりとしたアップヘアがその煌めきを引き立てています。

■2:タイムレスな一着にフリル&ショート丈で可憐さをひと匙

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同系色のスカーフを巻いて顔周りにさりげない華やぎをプラス

北アイルランド・ベルファストにある市庁舎に到着した際の一枚です。英国の老舗ブランドによる一枚は、ジャストなショルダーやタイトなラインのトラディショナルなデザイン。トレンチらしいベージュカラーに遊び心を加えているのが、裾にあしらわれたフリルです。クラッチバッグやパンプスなど、コート以外はブラックでまとめることで、愛らしいディテールもトゥーマッチにならず、程よく女らしいムードが漂います。

メーガン妃は…モダンなデザインで落ち着いたカラーにツイストを効かせて

インテリジェンスを引き立てるグレーのトレンチコートを愛用していたメーガン妃。大人に寄り添うなじみカラーに立体的なシルエットで、都会的な装いに仕上げています。

■3:シックなトーンと構築的なデザインが華麗に融合したコート

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ECブランドのプチプラワンピースをインに着用

オーストラリア、フィジー、トンガ、ニュージーランドの都市を訪れる16日間の秋の公式ツアーの一環で、ニュージーランドのウェリントンにあるプケアフ国立戦争記念公園を訪れたメーガン妃。ニュージーランド出身のデザイナーによるトレンチコートは、渋いトーンのチェックと、パフスリーブ&大きなラウンドカラーというエレガントなディテールのコントラストが絶妙な一着。シトリンカラーのストーンをダイヤモンドが囲むイヤリングで耳元に煌めきをプラスし、コートを主役にシンプルにまとめています。

■4:動くたびにしなやかに揺れるリラクシーなシルエット

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フロントをサイドパートにし、ポニーテールにまとめてアクティブかつフレッシュに。

こちらもロイヤルツアーの際、同じくニュージーランド・ウェリントンでのスナップです。アメリカ発カジュアルブランドのコートに、インはブラックで統一。レースアップブーツは同じくアメリカンブランドで、ブラックデニムは本ツアーでメーガン妃が愛用したことで人気に火がついたという、オーストラリア発のブランドのもの。軽快な短め丈のコートをベルトを留めず羽織り、ショールカラーの曖昧なラインに大人の余裕を感じさせるコーディネートを完成しています。


キャサリン皇太子妃とメーガン妃のトレンチコートの着こなしをご紹介しました。ベルトを閉めてドレスコートのようなフォーマル感を漂わせたり、フロントをあけてこなれ感を演出したり。着こなしによって変わる表情を、ぜひ2人を参考にお楽しみください。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子