リングヂャケットのスーツは、日本の服づくりを基に、イタリアの縫製技術をうまく取り入れている。モデルは、レギュラーの『リングヂャケット』と、手縫い箇所の多い、軽やかな着心地の『リングヂャケット マイスター』が代表的だ。

体に吸い付くような極上の着心地と美しいラインが絶品

リングヂャケットのスーツ

スーツ¥160,000〈リングヂャケット マイスター〉・シャツ¥31,000〈リングヂャケット ナポリ〉・タイ¥24,000〈タイユア タイ〉・チーフ¥11,000〈カルロ・リーバ〉/以上リングヂャケットマイスター 青山店
スーツ¥160,000〈リングヂャケット マイスター〉・シャツ¥31,000〈リングヂャケット ナポリ〉・タイ¥24,000〈タイユア タイ〉・チーフ¥11,000〈カルロ・リーバ〉/以上リングヂャケットマイスター 青山店

写真のスーツは、肩パッドを使わずに軽快なラインを表現した『リングヂャケット マイスター』。着心地に影響を与える肩やそで付け部分には、繊細な技術のいせ込みが施されている。いせ込みとは、肩やそで回りの寸法よりも長いサイズの生地を縫製で調整していく技。リングヂャケットでは、肩のラインで約2cm以上、そで付けでは、周囲寸の10%以上をいせ込むため、スーツで重要となる、肩とそで回りのフィットが高まり、極上の着用感を生み出す。

しなやかで軽快なスーツが、リングヂャケットの醍醐味である。

※価格は税抜です。※2015年夏号掲載時の情報です。

この記事の執筆者
TEXT :
矢部克已 エグゼクティブファッションエディター
BY :
MEN'S Precious2015年夏号 志高き「日本ブランド」を知っているか!?
ヴィットリオ矢部のニックネームを持つ本誌エグゼクティブファッションエディター矢部克已。ファション、グルメ、アートなどすべてに精通する当代きってのイタリア快楽主義者。イタリア在住の経験を生かし、現地の工房やテーラー取材をはじめ、大学でイタリアファッションの講師を勤めるなど活躍は多岐にわたる。 “ヴィスコンティ”のペンを愛用。Twitterでは毎年開催されるピッティ・ウォモのレポートを配信。合わせてチェックされたし!
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クレジット :
撮影/戸田嘉昭・小池紀行、辻郷宗平(パイルドライバー/静物)、篠原宏明(取材)  スタイリスト/武内雅英(code) 文/菅原幸裕  構成・文/矢部克已(UFFIZI MEDIA)