「憫笑」ってなんと読む?「もんしょう」ではありませんよ!
明日・11月25日は「25」を「にっこり」と読む語呂合わせで、「笑い」と関連したさまざまな記念日に制定されています。「より多くの人に、笑顔で健康に」という思いが込められた『いい笑顔の日』、幼児や児童の行事の少ない時期にあえて、笑顔で先生方にお礼を伝えよう…という『先生ありがとうの日』、プリンを食べると思わずニッコリ…というコンセプトから、毎月25日を対象とした『プリンの日』などなど。明日は1日「ニッコリ」と過ごしたいものですね(笑)。
本日は「笑」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「憫笑」ってなんと読む?
「憫笑」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「あわれだとさげすんで笑うこと。また、その笑い」という意味をもつ言葉です。
<使用例>
「私、実は、ボールを投げるフォームだけで憫笑を買うほどの運動音痴なの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 憫笑(びんしょう)です。
「憫」は「憐憫(れんびん)」などの熟語に使用される「憫れむ(あわれむ)」と読む字です。「憫笑(びんしょう)」は、マイナスイメージの熟語ながら、例文のように、大きく謙遜する際に使用すると、和やかな笑いを生むような大人の表現になりますね。言葉には、使う人の心の持ちようが反映されます。周囲が笑顔になるような表現を心掛けたいですね。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「笑納」ってなんと読む?
「笑納」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:贈り物をするときに使用する言葉です。
<使用例>
「心ばかりの手土産ですが、ご笑納いただければ幸いです」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 笑納(しょうのう)です。
「笑納(しょうのう)」は、贈り物をするときに「つまらない品ですが笑ってお納めください」というニュアンスで使用する言葉です。例文のように「ご笑納」と、接頭に「ご」という丁寧語をつけて使用する事が多い言葉ですが、実は使い方に注意が必要です。「笑納(しょうのう)」を使用する際のマナーについては、こちらの記事で詳細をご確認ください。
***
本日は、11月25日、25(ニッコリ)と読める日にちなんで、「笑」という字の入った日本語から、
・憫笑(びんしょう)
・笑納(しょうのう)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱