「紙鑢」ってなんと読む?「かみきんりょ」ではないですよ!
明日・12月7日は『世界KAMISHIBAIの日』です。紙芝居は日本発の文化ですが、これを世界に広めよう…と、海外でも幅広く活動する「紙芝居文化の会」が制定した記念日で、日付は同会の創立日にちなんでいます。「日本独自の文化である紙芝居を研究し、学び合い、その魅力を世界中に根付かせていくこと」が目的とされ、国際交流を見込んで、あえて表記を「KAMISHIBAI」とローマ字にしてあるそう。改めて考えてみると、「紙芝居」は容易に海外展開できる、すぐれた形式の文化です。絵本のように書いてある文字を追うのではなく、演じ手が作品を演じ聞かせるので、外国の言葉に翻訳して届けすい、という特徴があります。デジタルコンテンツの飛躍が目覚ましい現代ですが、昔ながらの温かみのある文化を改めて見直すと、思わぬ発見に出会えるかもしれませんね。
さて、本日はまず「紙」という字の入ったクイズからまいりましょう。
【問題1】「紙鑢」ってなんと読む?
「紙鑢」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:研磨するための道具です。
<使用例>
「工作に必要な道具は全部そろえたつもりが、仕上げ用の紙鑢を買い忘れたわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 紙鑢(かみやすり)です。
「紙」という言葉と合わさることで、「鑢(やすり)1文字のままよりはヒントになったかと思いますが、いかがでしたか?
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「日捲り」ってなんと読む?
「日捲り」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「毎日1枚ずつはぎとっていく」という意味の言葉です。
<使用例>
「うちは毎年、2か月並んだものと、日捲りを用意するのよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 日捲り(ひめくり)です。
例文で語られているのは「来年のカレンダー」の話題ですね。「捲る」という表記は「めくる」のほか、「まくる」とも読みます。紙芝居の演目では、「捲る(めくる)」という要素も、物語の進行のドキドキ感の演出ポイントになりますね。「この物語、次はどんな展開になるのだろう?」という期待感は、万国共通でしょう。現在、来年のカレンダーを準備する方の多い時期でもありますが、「日捲り(ひめくり)」のカレンダーには、「新たな1日を迎える」ための毎日の動作が伴うので、気分の切り替えに良いアイテムかもしれません。来年用に検討してみてはいかがですか?
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本日は、12月7日『世界KAMISHIBAIの日』のトリビアと、
・紙鑢(かみやすり)
・日捲り(ひめくり)
の読み方をクイズでお届けしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/紙芝居文化の会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱