知りたい!誰よりもハンサム「ケイト・ブランシェット」スタイル

多彩な役柄をこなす、実力派女優ケイト・ブランシェット。映画での活躍に伴って、目にする機会が増えてきている彼女のプライベートスタイルも、大人のかっこよさが溢れていると熱い視線が向けられています。プレシャス世代のお手本にぴったりな、彼女の着こなしを大研究!

実力派女優 ケイト・ブランシェット
 

Profile:ケイト・ブランシェットってこんな人

(Cate Blanchett)オーストラリア出身、1969年生まれ。大学在学中に演劇に目覚め、舞台女優の道に。25歳のときに主演した映画『エリザベス』を機に、世界的な女優の仲間入りを果たす。以後さまざまな作品に出演し、『アビエイター』『ブルージャスミン』でのアカデミー賞をはじめ、多数の映画賞を獲得。最新作『TÁR』(日本公開2023年)もベネチア国際映画祭で最優秀女優賞に輝いた。プライベートでは、劇作家の夫との間に授かった男児3人と養女ひとりを育てる。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使も務める。

「ケイト・ブランシェット」スタイル【Handsome Style】

実力派女優ケイト・ブランシェット
 

ハンサムなジャケットスタイルはケイトの十八番。媚びのない彼女の人柄を感じさせる、潔い佇まいにほれぼれ! 斜め掛けしたカラーバッグや厚底シューズも効いている。

「ケイト・ブランシェット」スタイル【Lady - Like Style】

実力派女優 ケイト・ブランシェット
 

映画賞の式典に出席する際は、これぞ女優といえるレディライクスタイルで登場。大胆に肌を見せる「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」のドレスを、品格豊かに着こなして。


ファッションプロが「ケイト・ブランシェット」の魅力を分析!|自分らしさに貫かれた、際立つ着こなし力 

文・塚本香
ファッションジャーナリスト
(KAORI TSUKAMOTO)『ヴォーグ ジャパン』のファッションディレクターを経て、『フィガロジャポン』『エル・ジャポン』『ハーパーズ バザー』の編集長を歴任。現在はフリーランスで活躍。

 

カメレオン俳優と呼ばれるほどなので、ケイト・ブランシェットの演技力はさすがと思っていたけれど、その着こなし力に気付くには少し時間がかかった。きっかけは彼女がボブ・ディランを演じた『アイム・ノット・ゼア』。男の役なのに “男装の麗人” になることなく、メンズスーツもライダースジャケットも自分の服のように着ている。役柄に合わせて自分を着こなす彼女ならではのかっこよさ。その着こなし力は『キャロル』のレディライクな1950年代ファッションでも『オーシャンズ8』のロックテイストのハンサムウーマンルックでも完璧。服で自己表現する術を彼女が熟知していることがよくわかる。

彼女の着こなし力はもちろん私服にも発揮されていて、ケイト・ブランシェットという自分スタイルがある。174㎝の長身で、華奢というよりは肩幅もあるしっかりした体格、大きな口の整った顔立ちの自分にふさわしい衣装を知り尽くしているのだ。基本はシンプルシック。飾りすぎず重ねすぎず、ベーシックなパンツスーツやオールインワンをさらりと着る。色は黒や茶のニュートラルカラーかときにはパステルもありつつ、ワントーンが主流。ドレスアップも足さずに引き算、シルエットだけで魅せる。普通すぎるおしゃれなのに服で自分を表現できる彼女の着こなし力がそれを特別なものにしている。シンプルであればあるほど、彼女の内面が滲み出てくるようだ。だから、肩の力を抜いて颯爽とメンズライクなテーラードジャケットを着る彼女は自信に満ちてクール。レッドカーペットでのドレス姿は優雅なオーラを放って堂々としている。正反対のスタイルをどちらも自分のものにできるのはカメレオンだからではなく、揺るぎない自分をもっているから。俳優として築いてきた自分の人生を着こなしているのだ。 

今年53歳を迎えたケイト。年を重ねながらこの先その演技力や着こなし力をどう磨いていくのか、彼女の変遷はおしゃれだけでなく、生き方のお手本にもなってくれるはずだ。

 

PHOTO :
Getty Images
EDIT :
長瀬裕起子、喜多容子(Precious)