今、世界のジャズ・ミュージシャンのライヴを東京で体感できる会場といえば、筆頭はブルーノート東京。そのステージでは毎夜、名盤ならぬ名ライヴが繰り広げられている。
毎夜繰り広げられる名ライヴ
パリを拠点に活躍するジャズ・ベーシスト
そんなブルーノートでのライヴで観客の心を鷲掴みにしたミュージシャンのひとりが、カイル・イーストウッド。パリを拠点に活躍するジャズ・ベーシスト。図らずも、名優にして名監督であるクリントン・イーストウッドの息子としても名高い。
近年のカイル・イーストウッドは、ベーシストとしての活動だけでなく、父クリントン・イーストウッド監督の映画作品で、作曲や演奏にも関わる映画音楽のコンポーザーとしても活躍。その多彩な才能は、ブルーノート東京のステージでも、卓越したベース・プレイだけでなく、豊かな音楽を生み出す魅力的なアーティストとして発揮されてきた。
そんなカイルの来日を心待ちにするファンは多く、その声に応えて、2月16日から3夜連続でブルーノート東京のステージに立つ。1月末にはニュー・ルバム『イン・トランジット』を発売したばかり。カイル自身によるオリジナル楽曲から、セロニアス・モンク、カウント・ベイシーなどの彼の音楽のルーツである巨人たちのカバーまで、選曲は幅広い。もちろん、最も尊敬しているベーシスト、チャールズ・ミンガスのナンバーも含み、カイルは熱い思いを込めて、そこに新たな光を当てている。
エレガントさに溢れるナイスガイ、カイル・イーストウッドの話題のニュー・アルバムを携えての来日ライヴ。ジャズ好きから映画好きまで、カイルの魅力は幅広い人々と分かち合える。気の合うパートナーを誘って、そのクールな演奏を満喫したい。
■スケジュール
2018年2月16日(金)、17日(土)、18日(日) 時間、料金などの詳細は http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/kyle-eastwood/
■会場
ブルーノート東京
住所:東京都港区南青山6-3-16
■ご予約/お問合せ
- ブルーノート東京 TEL:03-5485-0088
- TEXT :
- 堀 けいこ ライター