パリ装飾芸術美術館をはじめ、ロンドン、ニューヨークなど、世界を巡回してきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展がついに、日本でも東京都現代美術館で開催されます。

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展

ウイメンズ クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリによる 春夏 2020 オートクチュール コレクションよりLOOK#220のドレス (C)Yuriko Takagi
ウイメンズ クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリによる  2020年 春夏 オートクチュール コレクションよりLOOK#220のドレス (C)Yuriko Takagi

建築家 重松象平氏が日本文化へのオマージュとしてデザインした新しい空間演出に導かれ、フロランス・ミュラー氏のキュレーションにより再考案されたこの回顧展。

本展では、創設者クリスチャン・ディオールが影響を受けた芸術から、彼の庭園に対する愛、豪華な舞踏会の魔法、ディオールのコレクションに最初から影響を与えていた日本の豊かな創造性への魅力などの素晴らしい発見を伴った、75年を超える情熱にスポットが当てられています。ほとんどが初公開となる貴重なアーカイブ資料が、ユニークなコラボレーションと相互への賞賛による揺るぎない友情を映し出します。

本展で並ぶのは、「ニュールック」の永遠の象徴である「バー」スーツをはじめとした、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール モデルの数々。そして、クリスチャン・ディオール、そしてイヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリといった後継者である歴代のクリエイティブ ディレクターたちが考案した作品が展示されます

これらの展示の他に、東京都現代美術館が所蔵する貴重な作品や、日本人写真家・高木由利子氏が本展およびポスターのために撮り下ろした写真も。

また、クリスチャン・ディオールの先見性を受け継ぎ「ディオール レディ アート」や、「レディ ディオール アズ シーン バイ」などで再解釈されたバッグ「レディ ディオール」、「ミス ディオール」、「ジャドール」といった、フレグランスの世界など、ディオールの歴史と絶え間ない創意工夫の賜物である、斬新なアイコンも展示されます。

Photographer:Valentin Hannequin
Photographer:Valentin Hannequin
Photographer:Valentin Hannequin
Photographer:Valentin Hannequin

本展は、ディオールと日本との真摯かつ貴重な絆を称える特別な展覧会となっています。会期は2022年12月21日(水)~2023年5月28日(日)となります。皆様もぜひ足をお運びください。

展覧会詳細

会期:2022年12月21日(水)~2023年5月28日(日)
休館日:月曜日(1月2日・1月9日は開館)および12月28日(水)~1月1日(日)、1月10日(土)
開館時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
住所/東京都江東区三好4-1-1 東京都現代美術館 企画展示室 1F/地下2F
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
特別協力 : クリスチャン ディオール クチュール

この記事の執筆者
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