プレシャス世代のトップキャリアから落語家、フリーアナウンサーなど、さまざまな分野で活躍するマンガ好きたちの、人生に影響を与えた一冊をうかがいました。昔懐かしい名作マンガから今をときめく作家の話題作まで、それぞれの心にどう響いたか…興味深いエピソードが満載です。

今回は、「Mentor For」代表取締役社長・池原真佐子さんがおすすめするマンガ『二月の勝者-絶対合格の教室-』についてお届けします。

池原 真佐子さん
「Mentor For」代表取締役社長
(いけはら・まさこ)PR会社、コンサル会社などを経て、社外メンターをマッチングする「Mentor For」を創業。田房永子さんの『ママだって、人間』など、エッセイマンガもおすすめ。

【「Mentor For」代表取締役社長・池原真佐子さんの推薦】

育児と仕事の両立に揺れるプレシャス世代にも刺さる一冊|『二月の勝者-絶対合格の教室-』著=高瀬志帆

本_1,漫画_1
(C)高瀬志帆/小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中

「リーダー職にある女性へ社外メンターをマッチングするのが私の仕事ですが、プレシャス世代の子育ての悩みに“子供の受験”が少なくないと感じています。私自身も将来、子供の受験についてどのような選択肢があるのか興味があり、読み始めたのがきっかけです。

2020年の大学受験改革を目前に控えた中学受験が舞台で、その裏側や戦略がリアルに描かれた本作。印象的だったのは、ある家族が育児の最終目的は“自立させること”だと気付いたシーン。会社にも置き換えられて、メンバーが自走できるように導くことがリーダーの役割であると再確認させられました」

〈『二月の勝者-絶対合格の教室-』作品詳細〉

漫画_2,本_2
『二月の勝者-絶対合格の教室-』¥607〜715、著=高瀬志帆、小学館、既刊16集

名門塾を辞め、中堅塾の新校長として就任した黒木蔵人。生徒を第一志望に絶対合格させると宣言したり、塾生を金脈と呼ぶなどして、過激な発言を繰り返す。そんな黒木の元、塾生たちが中学受験へと挑む。

※掲載商品の価格は、税込みです。

関連記事

EDIT&WRITING :
正木 爽・宮田典子・剣持亜弥(HATSU)、喜多容子(Precious)
TAGS: