白を部分的に使って軽やかさを出せば、冬のモノトーンスタイルが沈んで見える心配がありません。海外セレブやインフルエンサーたちが実践した、白の散らし方にフォーカス。
■1:ベラ・ハディッドは…上下に白を置いて黒ベースの装いをぱっと明るく見せる
雪の積もるNYの街中でキャッチされた、モデルのベラ・ハディッド。コーディネートの軸になるのは、黒で統一したハイネックニットトップスとフレアパンツ。ゼブラ柄が施されたコートをプラスし、彼女らしいスパイスの効いた、無難にならない装いへと昇華させました。白地のコートなので、黒を基調とした着こなしをトーンアップすることができます。さらに足元にも真っ白のスニーカーを合わせることで、軽快な足取りを実現。レザー素材ならカジュアルに傾きすぎず、シックなモノトーンにぴったりです。ミニマルな色合わせに似合うよう、ヘアはタイトにまとめスタイリッシュに。仕上げにシルバーのビッグフープピアスとダークレッドのルージュを足し、顔周りに華やかさを添えました。
■2:アライン・カプランは…青みグレーと透ける黒のニュアンスモノトーンに真っ白を効かせて
2022年12月、ドイツのベルリンでスナップされたインフルエンサーのアライン・カプラン。コーディネートの主役となるコートは、ほんのり青みがかったチャコールグレーのコート。共布のストール付きや全体に施された真っ白なステッチが好アクセントになり、それだけでメリハリを確保できる頼もしいアイテムです。ミニ丈のボトムスを合わせ、小物はすべて黒レザーで統一。透け感のあるタイツを投入すれば、同じ黒の中にもニュアンスが生まれて単調になりません。扇型のバッグやレザーグローブの辛口小物を効かせ、洒落感を高めました。
■3:プリティカ・スワラップは…上半身に白を持ってきて明るく華やかなレフ板効果を授ける
2022年12月、NYの街中でキャッチされたモデル、ビューティブランド『Prakti Beauty』を手掛けるプリティカ・スワラップ。顔周りに白を持ってくることで、生き生きとした表情を演出しました。白トップスと黒デニムパンツの大人カジュアルコーディネートは、ポインテッドトゥのヒールブーツ、レザーハンドバッグでリッチな雰囲気へとアップデート。ハイウエストのパンツにショート丈のアウターをプラスすれば、脚長効果たっぷりです。トップスだけでなく、コートの襟や袖も白切り替えとなっており、レフ板効果を授けることに成功。手触りの良さそうなふわふわとしたファー素材が、黒を基調とした着こなしにぬくもりを添えています。
白が好作用する、真冬の「モノトーン」コーディネートをご紹介しました。メリハリと軽やかさをプラスすることで、映えるスタイルを楽しんでみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香