雑誌『Precious』2月号では、特集「オーベルジュをとことん楽しむ品よく映える『洗練きれいめカジュアル』」を展開しました。豊かな自然に上質な食…。

目で、舌で、幸せを堪能できるオーベルジュでの滞在には、着心地のよさとエレガンスを兼ね備えた着こなしが理想。そんなバランス感覚に優れた、大人のための冬旅スタイルをご紹介します。

この特集のなかから、今回は白のカシミアを用いたコーディネートをご紹介します。

大人旅の達人、坪田美千代さんが指南!新しい時代に大人が旅に求めるラグジュアリーとは…口福の「オーベルジュ旅」編

宿泊施設を備えたレストラン=オーベルジュが日本に誕生してから久しいですが、近年、地域に根ざした食文化を楽しむ旅=ガストロノミーツーリズムという考えも浸透し、日本各地で今、「オーベルジュ」が飛躍的な進化を遂げています。

「地産の食材をいかにクリエイティブに、イノベイティブに美味しく仕上げるか、日本各地、世界各国の一流の料理人たちはしのぎを削る時代となりました。美味しい料理を味わうだけではなく、その土地、地域ならではの文化や自然を知るための価値のある体験を含めて、オーベルジュでの旅は食体験を超えた文化体験に。また、シェフやレストランスタッフ、同じ食空間に居合わせたゲスト同士…いたるところでコミュニケーションが生まれやすいのも、『オーベルジュ旅』の醍醐味です」と坪田さん。

今企画で想定したのは、車で向かう自然豊かなオーベルジュへの旅。行き帰りは、上品で力の抜けた“ドライビングカジュアル”、そして、オーベルジュではどこかに煌めきや輝きを添えた“きれいめカジュアル”と、2種類の着こなしを楽しみます。人気のオーベルジュでは、器はもとより、その土地の風土に寄り添うインテリアや照明、アートなども見どころです。

料理に空間に、自然に五感が刺激される「オーベルジュ旅」では、くつろいだムードと都会的な洗練のバランスをとりながら、お気に入りだけを身にまとって、感性を研ぎ澄ませたい。

特別な時間の始まりはクリーン&ストレスフリーな装いで

ニット_1,パンツ_1,イヤリング_1,指輪_1,靴_1,バッグ_1,時計_1
「マンゾーニ24」のベスト¥297,000・「クルチアーニ」のニット¥59,400(ストラスブルゴ)、パンツ¥29,700(theory luxe)、イヤリング¥869,000・リング¥682,000(フレッド)、時計¥1,034,000(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)、バッグ¥353,100(デルヴォー・ジャパン)、靴¥130,900(JIMMY CHOO)

ボリュームのあるファーが淡いトーンに抑揚を生む

前はカシミアファー、後ろはウールカシミアのニット素材。凝ったつくりのベストは、ラグジュアリーで動きやすく、宿を訪れる日に最適。白のスティックパンツやグレージュのミニバッグを合わせ、自然の風景になじむ淡いトーンに。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。

問い合わせ先

PHOTO :
生田昌士(hannah)
STYLIST :
高橋リタ
HAIR MAKE :
野田智子
MODEL :
RINA
COOPERATION :
THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田
EDIT&WRITING :
今村紗代子、喜多容子・安村 徹(Precious)