世界中のショコラが集結する祭典として、チョコレート好きが首を長くして待つ高島屋のバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」。高島屋各店では2023年1月25日(水)より順次スタートします(オンラインストアでは販売中)。
日本各地のブランドはもちろん、日本初上陸のブランド、世界に名を馳せる巨匠たちの傑作が100以上集まる本催事。今年の目玉は、新宿店で開催されるピエール マルコリーニ初のアフタヌーンティーです。
また、高島屋バイヤーが注目するブランドも要チェック。ライターが参加した試食会の様子をお届けします。
新宿店にはピエール マルコリーニのアフタヌーンティーが登場!高島屋の「アムール・デュ・ショコラ」
■1:新宿店にてピエール マルコリーニのアフタヌーンティが初登場!
1月25日(水)から2月3日(金)までの期間、高島屋新宿店のバレンタイン催事会場「アムール・デュ・ショコラ」限定で提供される「ピエール マルコリーニ アフタヌーンティ」(¥6,600)。なんと、ブランドとして初となるアフタヌーンティーです。カカオにとことんこだわるピエール マルコリーニらしく、カカオの魅力を堪能できる品々が並びます。1月18日(水)よりオンライン上にて予約が開始されます。
ウェルカムティーはカカオピールを焙煎した「カカオティ」。カカオの香りを感じながら、スッキリとした飲み口を味わえます。
希少なカカオの果肉部分をピューレにした「カカオ パルプ」。試食させていただきましたが、ライチのような華やかな風味にかすかな酸味を感じる新鮮な味に驚きました。カカオがトロピカルな果物であることを実感できます。
脇に添えてある「カカオ豆」は、ローストされたもので、そのまいただけます。かじるとフローラルな強いアロマを感じた後に、かすかな甘み、コーヒー豆のようなコクのある苦みを感じました。
1段目は赤いハートの「クール フランボワーズ」をはじめ、ビターガナッシュの「ピエール マルコリーニ グラン クリュ」「マカロン ピエール マルコリーニ」といった、ピエール マルコリーニを代表する逸品が6品並びます。「ピエール マルコリーニ」をはじめて食べる方には特におすすめしたいプレートです。
2段目は「クール フランボワーズ」が大きくなったかのような「クール ショコラ ブラン」が目をひきます。こちらはフランボワーズの果実を閉じ込めたホワイトチョコレートのムース。サラッと口の中でとろけるホワイトチョコレートのムースは酸味のあるフランボワーズと相性抜群でした。
グラスに入った「ヴェリーヌ オ ショコラ」はクランブルと軽いビターチョコレートのムースにベリーのソースがトッピングされています。
「タルト オ ショコラ オランジュ」は、タルト生地の中にオレンジリキュールで香りづけした濃厚なガナッシュとオレンジコンフィが詰まっています。力強い味わいのチョコレートながらも、なめらかに溶けるガナッシュは大人の味わいでした。
スコーンはバターと小麦が香ばしい「スコーン ナチュール」とたっぷりのチョコレートにオレンジの香りを乗せた「スコーン オ ショコラ」の2種。「クロテッドクリーム&コンフィチュールフレーズ」と一緒に楽しめます。コンフィチュールフレーズは香りの強いヨーロッパの品種を使用しています。
セイボリーにはピエール マルコリーニ発祥の地ベルギーの郷土料理「カルボナード」が登場。牛肉がベルギービールによって煮込まれています。塩気のきいたハモンセラーノがたっぷり乗った「ブルスケッタ」は、アフタヌーンティーのうれしいアクセント。ルッコラとオレガノが香ります。
日本初も高島屋限定も!「アムール・デュ・ショコラ」の注目チョコレート10選
高島屋バイヤーが全力でおすすめする2023年「アムール・デュ・ショコラ」のバレンタイン商品を試食レポート付きでご紹介します。商品によって展開店舗が異なりますので、ご注意ください。
■1:食通もうなる!パリで大人気の「ボンボンショコラ」/ジャック・ジュナン
数々の受賞歴を持つジャック・ジュナン氏が率いる、パリに店舗を持つ「ジャック・ジュナン」。ジュナン氏による渾身のセレクションは、貴重なクルミを使用したプラリネや、風味豊かなハチミツのガナッシュ、パリ本店でも大人気のジャスミンのプラリネのほか、新作2種を含む9種のスペシャルアソートです。
「クルミ プラリネ」は珍しいクルミのプラリネ入り。クルミの香ばしさを楽しめるチョコレートは新鮮な味わいでした。
店頭およびオンラインストアにて販売されます。
■2:目をひくカラーリングが楽しい「ドームアソート」/パトリック・ロジェ
30歳でM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を取得したパトリック・ロジェ氏。その際に創作したライム入りのキャラメルを極薄のチョコレートでコーティングした「ドーム」シリーズをアソートにした「ドームアソート」です。
アトリエ前の庭で採れたハチミツを使っているという「ハチミツ ガナッシュ」。パリッと薄いチョコレートの中に、濃厚なハチミツの風味が詰められていて、ぜいたくな味わいを楽しめます。
店頭およびオンラインストアにて販売されます。
■3:ひとつずつ味が異なるのがうれしいアソート「ショコラアソート」/イヴァン・シュヴァリエ
2019年に28歳の若さでM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を取得したショコラティエの名を冠した「イヴァン・シュヴァリエ」からは、8種計8個入の「ショコラアソート8P(Rouge)」を販売。
ブルターニュ産のバターや生クリームを使い、焙煎士が手がけたクーベルチュールを使用しています。ひとつずつ味が異なるうれしいアソートです。
試食した中でも、風味豊かな「ベルガモットのガナッシュ」は、酸味と香りが深い印象を残していました。
店頭およびオンラインストアにて販売されます。
■4:フランスの「人間国宝」のショコラアソート「エクセプション」/ファブリス・ジロット
フランス屈指の腕利きショコラティエで、「フランスの人間国宝」とも称されるファブリス・ジロット氏のブランドが「アムール・デュ・ショコラ」初登場! 限定アソート「エクセプション」は人気のプラリネ8種を詰め合わせたボックス。高島屋限定販売です。
「ピーナッツ プラリネ」は、香り高いピーナッツとショコラの至高の組み合わせを堪能できます。
店頭およびオンラインストアにて販売されます。
■5:オール植物性のショコラ!「ヴィーガンショコラBOX」/ファビアン・デアル
2022年にフランス・リヨン近郊にブティックがオープンした「ファビアン・デアル」。完全ヴィーガン対応の「ヴィーガンショコラBOX」は、香り高くカカオの余韻を味わうことができます。
「ガナッシュ オリーブオイル」はミルク不使用とは思えない濃厚でなめらかな味で、普通のショコラに引けを取らないおいしさでした。
店頭およびオンラインストアにて販売されます。
■6:レバノンの高品質チョコレートが日本初登場「高島屋セレクトボックス」/ラ・ロシェ チョコレート
食通の多いレバノン発のチョコレートブランド「ラ・ロシェ チョコレート」が日本初登場です。高品質なチョコレート製造を行うブランドで、今回はヘーゼルナッツやピスタチオ、アーモンドをふんだんに使った「高島屋セレクトボックス」を提供します。
食べ応えのある「大粒のアーモンドミルクチョコ」を試食。ガリっとした食感ながらも、なめらかなチョコレートが美味でした。
店頭およびオンラインストアにて販売されます。
■7:チェコで親しまれている味を楽しめる「高島屋限定ボンボンアソート」/シュタイナー&コヴァリク
チェコ・プラハ城のふもとにある「シュタイナー&コヴァリク」。プラハで親しまれているプルーンを洋酒漬けし、ダークチョコレートに練りこんだボンボンショコラや、ココナッツを効かせたホワイトチョコレートのプラリネなどが詰め合わされています。
「プルーンチョコ」は、洋酒香るプルーンの風味がプラハの街を思い起させるボンボンショコラでした。
店頭およびオンラインストアにて販売されます。
■8:“ブルターニュの天才”によるショコラが限定登場「ブルターニュセレクション」/ヨハン・デュポワ
フランス・ブルターニュの天才ショコラティエの名を冠した「ヨハン・デュポワ」。ショコラ通を虜にする高い技術を持つショコラティエのデュポワ氏が地元の素材を贅沢に用いて、品質やレシピ、デザインにまでこだわった「ブルターニュセレクション」は、高島屋・遠鉄百貨店限定販売です。
試食した「キャラメルサブレ ダーク」はプチガトーのような味わいを持つ、満足感の高い1粒でした。
店頭およびオンラインストアにて販売されます。
■9:お茶の魅力を楽しめる「ショコラ・オ・テ・レクタングル」/モンサンクレール
日本を代表するパティシエ・辻口博啓氏の総合パティスリー「モンサンクレール」は、「ショコラ・オ・テ・レクタングル」を発売。廃棄予定のウイスキー樽に紅茶の茶葉を漬け込み、豊潤でフルーティーな香りを楽しめるようにした「樽熟成紅茶」と「強焙煎ほうじ茶」を使ったガトーがアソートされています。
「樽熟成紅茶」はガナッシュ、キャラメル、サブレを重ね、ショコラでコーティングしたスイーツ。豊潤な熟成紅茶の味わいを、酸味を感じるガナッシュ、キャラメルクリーム、サクサクなサブレで味わうことができます。
店頭およびオンラインストアにて販売されます(店頭販売は2月1日より)。
■10:サスティナブルなトリュフチョコレート「Truffe SDGs」/トシ・ヨロイヅカ
トシ・ヨロイヅカも「Tea Room」とコラボレート。「Truffe SDGs」を提供します。「樽熟成紅茶」と「強焙煎ほうじ茶」の2種のトリュフが入ったボックスになっています。
「強焙煎ほうじ茶」は耕作を放棄した茶園で育った、本来なら廃棄される茶葉を活用したもの。硬く木質化した茶葉を使うことで強い焙煎に耐えられ、コーヒーのような香りを引き出しています。力強いほうじ茶のフレーバーと、それに負けないチョコレートの味わいを楽しめます。
毎年楽しみにしているファンも多い「アムール・デュ・ショコラ」。高島屋でしか楽しめない企画やブランドが盛りだくさんです。ぜひ、2023年も楽しんでくださいね。
※高島屋の「高」は正式には“はしごだか”になります。
※外出時には新型コロナウイルスの感染予防対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。
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- TEXT :
- 田中いつきさん フリーランスライター
- EDIT :
- 小林麻美