リトリート旅のカジュアルスタイルを格上げする3つの必携ウエア&小物とは、洒落見え感と着映え力をアップする「ケープコート」「フラットミュール」「ラウンジウエア」のこと。『Precious』2月号では、この3つのアイテムを最愛ブランドから厳選!

今回はそのなかから、「ケープコート」にフォーカス! 「ロロ・ピアーナ」「ブルネロ クチネリ」「マックスマーラ」の、柔らかな肌触りの極上素材と自然に溶け込むカラーが魅力的なケープコート3点をご紹介します。

大人旅の達人、坪田美千代さんが指南! 新しい時代に大人が旅に求めるラグジュアリーとは…心解き放つ「リトリート旅」編

その道の事情通に聞く、ウェルネストリップの最新トレンド。“リトリート旅”の過ごし方にふさわしい「冬旅カジュアル」のあり方を、その極意と共にまとめました。

リフレッシュの積極的アプローチとして、ますます注目される「リトリート旅」。

「リトリートとは、もともと隠れ家や避難所を指す言葉で、回復を意味する“retreatment(リトリートメント)”が語源といわれています。現在は、仕事や日常生活から一時的に離れて、心と体をリリース、リセットして、新しくエナジーをリチャージする時間をもつ旅という意味合いでも使われています」と坪田さん。

「そのための滞在先として求められるのは、自然豊かなロケーションや息をのむような絶景、また、日本には“庭屋一如(ていおくいちにょ)”という言葉がありますが、自然を身近に感じられる建築にこだわった宿泊施設です。そこでは、自分に向き合う時間をもち、リラックスして癒やしと心身の解放を得る時間を過ごしたいもの。

旅への意識が変わりつつある今、ただゆったり過ごすだけでなく、アクティビティなどを通して、その土地ならではの自然や文化、その価値を見出すのも『リトリート旅』のトレンドのひとつとなっています。大人の知的な好奇心を満たし、知見を得る機会に触れられるのも、旅の贅沢ではないでしょうか」(坪田さん)

そんな「リトリート旅」にふさわしいおしゃれは、柔らかな肌触りをもつ極上の自然素材と、優しい温もりを感じさせるナチュラルカラーを中心としたリラックスカジュアル。自身の気持ちが満たされる着こなしで心地よく過ごせば、旅の充足感はさらに高まります。

【ケープコート】リュクスな素材で体を軽やかに包み込む

旅にも最適な薄軽アウターの代表格、ケープコート。リトリート旅のゆったりとしたムードに寄り添うのは、柔らかな肌触りの極上素材と自然に溶け込むカラーです。

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1.ケープ¥336,600(ロロ・ピアーナ ジャパン)、2.ケープ¥970,200(ブルネロ クチネリ ジャパン)、3.ケープ¥305,800(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)

■1:ロロ・ピアーナ|カーディガン感覚のショート丈

繊維本来の自然な質感を生かした『モンテ・ビアンコ』シリーズのカシミアニットケープ。弾むようなふっくらとした風合いは、ほかにはない心地よさ! 縦方向のリブ編みで立体的な畝をすっきりと表現した一着。  

■2:ブルネロ クチネリ|軽やかに羽織れるジャージーケープ

表側をヘアリーなオーバーチェック柄、裏側を単色グレーにしたケープコートは、バージンウールとモヘアをブレンドしたダブルニット仕立て。袖に施された煌めきの意匠「モニーレ」がキャッチーなアクセントに。

■3:マックスマーラ|『テディベア』のアイコンケープ

キャメルシルクを用いて、シアリングファーのような素材感に仕上げたケープは、動きやすい短め丈。ダブルブレストの端正な表情と愛らしい風合いのコンビネーションがおしゃれ心をくすぐる。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
佐藤 彩
STYLIST :
大西真理子
EDIT&WRITING :
下村葉月、喜多容子・安村 徹(Precious)