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プロフィール


名前:ポール・ダノ(Paul Dano)

出生地:アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニューヨーク市

生年月日:1984年6月19日

10歳のころにスカウトされ、12歳でブロードウェイの初舞台を踏む。2001年公開の『L.I.E.』でスクリーンデビュー。10代~20代の若手時代からキャリアを重ね、2014年公開の『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』で第25回ゴッサム・インディペンデント映画賞と第36回ボストン映画批評家協会賞の主演男優賞を受賞した。

私生活では、女優のゾーイ・カザンと2007年から交際中。2023年2月時点で結婚していないものの、2018年に長女をもうけている。

「若いころ」「昔」の写真10選


最初に、ポール・ダノのティーン時代を含む若いころの写真をご紹介します。

2001年1月(16歳)ビリー・ケイ、マイケル・クエスタと共に

2002年3月(17歳)第17回インディペンデント・スピリット賞の授賞式

2004年3月(19歳)『ガール・ネクスト・ドア』プレミア上映会

2005年1月(20歳)ライアン・ジェームズ・マクドナルドとのツーショット

2006年1月(21歳)サンダンス映画祭の期間中に撮影

2007年1月(22歳)サンダンス映画祭のメインストリートにて撮影

2008年2月(23歳)第80回アカデミー賞の授賞式

2009年3月(24歳)ケイティ・ホームズとのツーショット

『The Extra Man』の撮影現場にて。
『The Extra Man』の撮影現場にて。

2010年7月(26歳)ケヴィン・クライン、ケイティ・ホームズと共に

2011年3月(26歳)『Another Bullshit Night in Suck City』の撮影中

「映画」代表作10選


17歳という若さでスクリーンデビューを果たしたポール・ダノ。そんな彼が出演した映画のうち、代表的なタイトルをピックアップして解説します。

『ガール・ネクスト・ドア』(2004年)

ロサンゼルスで行われたプレミア上映会に出席するクリス・マークエット、ルーク・グリーンフィールド監督、ポール・ダノ。
ロサンゼルスで行われたプレミア上映会に出席するクリス・マークエット、ルーク・グリーンフィールド監督、ポール・ダノ。

日本では劇場公開されていないものの、日本語吹き替え版のDVDとBlu-rayが発売されている。ポール・ダノはクリッツ役で出演。

あらすじ:周囲の男子生徒が女性と肉体関係をもち始めるのに対し、学力と真面目だけが取り柄のマシュー(エミール・ハーシュ)は取り残される一方だった。ある日、マシューは隣家に引っ越してきたダニエル(エリシャ・カスバート)の着替えをうっかり覗いてしまったことで、真面目一辺倒だった生活が大きく変化していく。

『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)

ブレントウードで行われたプレミア上映会。左からポール・ダノ、アラン・アーキン、アビゲイル・ブレスリン、ジョナサン・デイトン監督、ヴァレリー・ファリス監督、グレッグ・キニア。
ブレントウードで行われたプレミア上映会。左からポール・ダノ、アラン・アーキン、アビゲイル・ブレスリン、ジョナサン・デイトン監督、ヴァレリー・ファリス監督、グレッグ・キニア。

トニ・コレット演じる主人公シェリル・フーヴァーと前夫との間に生まれた息子、ドウェーン・フーヴァーを演じた。共同でメガホンをとったデイトン監督とファリス監督は夫婦であり、本作がデビュー作。

あらすじ:夫・子どもふたりと幸せに暮らしているシェリルは、兄・フランク(スティーヴ・カレル)と同居することになる。翌日、親族のオリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)が応募した美人コンテスト『リトル・ミス・サンシャイン』の予選通過が判明。家族全員で同行することになり、窮屈なバス旅行が始まった。

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007年)

第58回ベルリン国際映画祭で行われたフォトコール・記者会見に参加するダニエル・デイ=ルイス、ポール・ダノ、ポール・トーマス・アンダーソン監督。
第58回ベルリン国際映画祭で行われたフォトコール・記者会見に参加するダニエル・デイ=ルイス、ポール・ダノ、ポール・トーマス・アンダーソン監督。

第80回アカデミー賞をはじめ、多くの権威ある賞を受賞した名作。双子の兄弟、ポール・サンデーとイーライ・サンデーを一人二役で演じた。

あらすじ:山師のダニエル(ダニエル・デイ=ルイス)は、まだ幼い息子H・W(ディロン・フレイジャー)を連れて油田を探す日々。サンデー家が経営する牧場から石油が出る可能性を知ったダニエルは、ポールを通じて採掘権を購入。ダニエルは石油発掘に成功するが、爆発事故が発生。親子の絆が崩壊する遠因になってしまう。

『ルビー・スパークス』(2012年)

ロサンゼルス映画祭にて撮影。左からヴァレリー・ファリス監督、ポール・ダノ、ゾーイ・カザン、ジョナサン・デイトン監督。
ロサンゼルス映画祭にて撮影。左からヴァレリー・ファリス監督、ポール・ダノ、ゾーイ・カザン、ジョナサン・デイトン監督。

私生活でもパートナーであるゾーイ・カザンと共演した話題作で、カザン共々製作総指揮に関わっている。ポール・ダノは、スランプに悩む作家カルヴィン・ウェア=フィールズを演じた。

あらすじ:若き天才作家として華々しいデビューを飾ったカルヴィンは、スランプにより精神的に追い詰められていた。精神科医ローゼンタール(エリオット・グールド)のすすめで、夢に現れた女性を中心とする小説を書き始める。すると、その女性ルビー・スパークス(ゾーイ・カザン)がカルヴィンの目の前に顕現する。

『プリズナーズ』(2013年)

第38回トロント国際映画祭でのプレミア上映会。左からポール・ダノ、ヒュー・ジャックマン、マリア・ベロ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、メリッサ・レオ、ジェイク・ジレンホール、テレンス・ハワード。
第38回トロント国際映画祭でのプレミア上映会。左からポール・ダノ、ヒュー・ジャックマン、マリア・ベロ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、メリッサ・レオ、ジェイク・ジレンホール、テレンス・ハワード。

誘拐犯の疑いをかけられる謎の青年、アレックス・ジョーンズを演じた。

あらすじ:サンクスギビングの最中に、6歳の少女アンナ(エリン・ゲラシモヴィッチ)と7歳の少女ジョイ(カイラ・ドリュー・シモンズ)が行方不明になる。誘拐事件と判断した刑事ロキ(ジェイク・ジレンホール)は、付近に停まっていた車から見つかったアレックスを拘束するが、彼は子ども程度の会話しかできなかった。

『それでも夜は明ける』(2013年)

第51回ニューヨーク映画祭で行われたプレミア上映会。左からルピタ・ニョンゴ、スティーヴ・マックイーン監督、サラ・ポールソン、キウェテル・イジョフォー、アルフレ・ウッダート、ポール・ダノ。
第51回ニューヨーク映画祭で行われたプレミア上映会。左からルピタ・ニョンゴ、スティーヴ・マックイーン監督、サラ・ポールソン、キウェテル・イジョフォー、アルフレ・ウッダート、ポール・ダノ。

19世紀中ごろのアメリカで奴隷制度廃止運動を行ったソロモン・ノーサップによる奴隷体験記が原作。暴力的な農園監督官、ジョン・ティビッツを演じた。

あらすじ:1840年代のサラトガ。ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)は黒人でありながら、ヴァイオリニストとして家族共々自由な生活を送っていた。しかしふたりの男の罠にかかり、奴隷として農園主フォード(ベネディクト・カンバーバッチ)に売られてしまう。ノーサップは知恵を働かせ農園に貢献し、フォードからはよい意味で、監督官のティビッツからは悪い意味で注目される。

『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(2014年)

第39回トロント国際映画祭で行われたプレミアパーティー。左からクレア・ラドニック・ポルスタイン(プロデューサー)、ビル・ポーラッド監督、ジョン・キューザック、エリザベス・バンクス、オーレン・ムーヴァーマン(脚本)、ポール・ダノ。
第39回トロント国際映画祭で行われたプレミアパーティー。左からクレア・ラドニック・ポルスタイン(プロデューサー)、ビル・ポーラッド監督、ジョン・キューザック、エリザベス・バンクス、オーレン・ムーヴァーマン(脚本)、ポール・ダノ。

ザ・ビーチ・ボーイズのボーカル・ベースを担当するブライアン・ウィルソンの伝記映画。1960年代の若きブライアンを演じ、第25回ゴッサム・インディペンデント映画賞と第36回ボストン映画批評家協会賞の主演男優賞を受賞した。

あらすじ:ザ・ビーチ・ボーイズのメンバーとして成功を収めていたブライアン。製作中のアルバム『ペット・サウンズ』はこれまでのバンドの系統と大きく異なるものであり、メンバーらはブライアンを批判した。バンド内での孤立に加え、父親との確執て精神を病んだブライアンは、麻薬に手を出してしまう。

『グランドフィナーレ』(2015年)

第68回カンヌ国際映画祭で行われたフォトコール。左からポール・ダノ、ジェーン・フォンダ、ハーヴェイ・カイテル、レイチェル・ワイズ、マイケル・ケイン。
第68回カンヌ国際映画祭で行われたフォトコール。左からポール・ダノ、ジェーン・フォンダ、ハーヴェイ・カイテル、レイチェル・ワイズ、マイケル・ケイン。

かつて人気俳優として名を馳せたジミー・トリーの役を演じた。本作は高く評価され、第68回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールの候補にもなった。

あらすじ:『シンプル・ソング』のヒットで知られる音楽家・フレッド(マイケル・ケイン)は、娘レナ(レイチェル・ワイズ)、映画監督ミック(ハーヴェイ・カイテル)と休暇を満喫していた。フレッドとミックは旧知の仲だが、現在の職業に対する熱意はまったく真逆のものであった。

『THE BATMAN -ザ・バットマン-』(2022年)

ロンドンで行われたプレミア上映会。左からアンディ・サーキス、ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、ポール・ダノ、ジェフリー・ライト。
ロンドンで行われたプレミア上映会。左からアンディ・サーキス、ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、ポール・ダノ、ジェフリー・ライト。

コミックス『バットマン』を原作としており、続編2本とスピンオフ数本の製作が予定されている。ロバート・パティンソン演じるバットマンと敵対する連続殺人犯、リドラーことエドワード・ナッシュトンを演じた。

あらすじ:ハロウィン当日。ブルース・ウェイン、またの名をバットマン。自警活動をしている彼のもとに、ゴッサム・シティ市長のミッチェル(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)殺害事件の捜査協力依頼が来る。犯人を名乗るリドラーによる謎解きの手紙が、バットマンを事件の真相へと導いていく。

『フェイブルマンズ』(2022年)

ハリウッドで行われたプレミア上映会。左からミシェル・ウィリアムズ、ガブリエル・ラベル、ポール・ダノ、セス・ローゲン、ジャド・ハーシュ。
ハリウッドで行われたプレミア上映会。左からミシェル・ウィリアムズ、ガブリエル・ラベル、ポール・ダノ、セス・ローゲン、ジャド・ハーシュ。

スティーブン・スピルバーグ監督の幼少期に基づいて描かれた作品。ガブリエル・ラベル演じる主人公サミー・フェイブルマンの父を演じる。批評家による本作の評価は非常に高く、第80回ゴールデングローブ賞・作品賞、第47回トロント国際映画祭・観客賞を受賞した。

あらすじ:初めて映画館を訪れたときの感動が忘れられず、すっかり映画に夢中になった少年サミー。8ミリカメラであらゆる映像を撮り続け、身近な人々を題材にした映画を製作する。そんなサミーを応援する母(ミシェル・ウィリアムズ)と、否定的な反応を示す父。やがて引っ越しを機に、サミーの人生は大きく変化する。

「恋人」の写真10選


ポール・ダノは、女優のゾーイ・カザンと2007年から交際を続けており、ほぼ事実婚の状態となっています。2023年2月時点ではまだ結婚していないものの、2018年8月には長女が誕生しています。ここで、ポール・ダノとゾーイ・カザンのツーショット10枚をピックアップしました。

2009年1月 パームスプリングス国際映画祭

2012年11月 The Moves Power Women Awards Gala

2012年12月 『レ・ミゼラブル』プレミア上映会

ヒュー・ジャックマンが主演を務めた映画。
ヒュー・ジャックマンが主演を務めた映画。

2014年9月 第39回トロント国際映画祭

2015年5月 第68回カンヌ国際映画祭

2017年6月 『オクジャ/okja』プレミア上映会

2018年10月 第62回ロンドン映画祭

2019年4月 リンカーン・センター映画協会設立50周年式典

2022年3月 『THE BATMAN -ザ・バットマン-』プレミア上映会

2023年1月 第28回クリティクス・チョイス・アワードの授賞式

「男前遍歴」10選


あどけなさが残る青年の姿から、落ち着きある雰囲気をまとった大人の姿へ。ポール・ダノの男前遍歴を10枚の写真で振り返ります。

2005年3月(20歳)『ジャック&ローズのバラード』プレミア上映会

2006年1月(21歳)サンダンス映画祭の期間中に撮影

2008年9月(24歳)第33回トロント国際映画祭

2011年7月(27歳)『カウボーイ&エイリアン』プレミア上映会

2013年9月(29歳)『プリズナーズ』プレミア上映会

2014年3月(29歳)第29回インディペンデント・スピリット賞の授賞式

2016年1月(31歳)第21回クリティクス・チョイス・アワードの授賞式

2018年8月(34歳)『Mike Birbiglia:The New One』のイベント

2019年9月(35歳)ウェスト・ハリウッドにて撮影

2022年2月(37歳)『THE BATMAN -ザ・バットマン-』プレミア上映会

「現在」の写真10選


最後は、ポール・ダノの現在の姿をとらえた写真をまとめました。2022年公開の『THE BATMAN -ザ・バットマン-』『フェイブルマンズ』が高く評価され、今後さらなる活躍が期待される中堅俳優のひとりとして、積極的に活動しています。

2023年1月(38歳)ナショナル・ボード・オブ・レビューでのスピーチ

2023年1月(38歳)カメラに向けてポーズをとる姿

2023年1月(38歳)ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の授賞式

2023年1月(38歳)第80回ゴールデングローブ賞の授賞式

2023年1月(38歳)セス・ローゲンとのツーショット

2013年1月(38歳)ガブリエル・ラベル、セス・ローゲンと共に

2013年1月(38歳)第28回クリティクス・チョイス・アワードの授賞式

2013年1月(38歳)マレー・バートレット、パートナーのゾーイと共に

2013年1月(38歳)ケイラム・ワーシーとのツーショット

2023年1月(38歳)ミシェル・ウィリアムズとのツーショット

この記事の執筆者
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