初春の着こなしにストールを取り入れるメリットは、防寒力だけでなくスタイルアップ効果や洒落感アップがあります。春アウターとの調和を意識した実例を3選ご紹介します。

■1:ルイーザ・テレサ・グラスは…柄×柄はベーシックカラーで取り入れシックにまとめて

イヤリング、ネックレス、ローファーのビット飾りでゴールドを散らし、立体感アップ。
イヤリング、ネックレス、ローファーのビット飾りでゴールドを散らし、立体感アップ。

デジタルクリエイターのルイーザ・テレサ・グラスを、ドイツのハンブルクでスナップ。春の定番であるトレンチコートやステンカラーコートは、彼女のような白地×柄をセレクトすれば新鮮さが楽しめます。ドットのような幾何学模様で、モダンなムードを演出。コートの柄の色とリンクした黒のトップス、パンツ、シューズできりっと。クロップドパンツを選べば足首が覗き、黒でも春らしい軽やかな足取りが実現します。これだけでも素敵なモノトーンコーディネートですが、さらにブラウン、アイボリー、黒のストールを斜めに巻いて上級者なムードをアピール。柄×柄の着こなしも、落ち着いたベーシックカラーでまとめればすっきりと見え、ごちゃつきません。仕上げにストールの色を拾ったバッグを携え、小気味よく。

■2:デボラ・レイナー・セバーグは…パウダリーなラベンダー×イエロー×ホワイトで透明感を宿す

華やかな配色を、デニムパンツで程よくカジュアルダウンするとこなれ見え。
華やかな配色を、デニムパンツで程よくカジュアルダウンするとこなれ見え。

コペンハーゲンでスナップされた、デジタルクリエイター、ファッションコンサルタントのデボラ・レイナー・セバーグ。春の高揚感を閉じめ込めたような、パウダートーンのラベンダーとイエロー、そしてホワイトの着こなしに身を包んでいました。彼女が指名した春アウターは、ラベンダーにイエローが施された千鳥格子柄のジャケット。トップスとストールで同じカラーをリピートすれば、淡いカラーながらも奥行きがしっかり生まれます。ボトムスとバッグは透明感をアシストしてくれるホワイトをセレクト。ブーツは上品なダークブラウンを選ぶことで、黒にはない優しい引き締め効果を手に入れることに成功しました。

■3:レニア・ジャズは…グリーンのワンカラーコーディネートで着映え力抜群!

ばさっと風に舞うコートの裾が、歩く姿を優雅に演出。
ばさっと風に舞うコートの裾が、歩く姿を優雅に演出。

コペンハーゲン ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチされた、デジタルクリエイターのレニア・ジャズ。コーディネートの軸となるのは、ライムグリーンが瑞々しい千鳥格子柄のスプリングコートとハーフパンツのセットアップ。そこに白シャツと黒パンプスをかけ合わせ、凛としたムードを確保しました。さらに淡いグリーンのビッグフリンジストールをさらっとひと巻きし、インパクトを演出。ラフに垂らすことでIラインが生まれ、スタイルアップに繋がります。バッグもグリーン系でセレクトしながらも、全体にバランスよく黒が散らばっているのでポップに傾きすぎず、大人らしく着地しました。


端境期に取り入れたい「春アウター×ストール」の着こなしをご紹介しました。適度な防寒力を確保することで、いち早く春の装いを楽しみましょう。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香